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【邦画】県庁の星
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『評価』
B
(演技3/演出2/脚本2/撮影3/音響3/音楽3/美術2/衣装2/配役3/魅力2/テンポ3/合計28)

『評論』
TVで放映されるということで慌ててレビューを書くことにした本作。以前も書きましたが、鑑賞する映画に対してレビューを書くのが追いついてません。もっと時間があって、心に余裕があって文章がスラスラと書ければ良いのですが・・・w
さてさて本作ですが、織田裕二の代表作である「踊る大捜査線」シリーズの雰囲気を匂わせながら、故伊丹十三監督の「スーパーの女」を織り交ぜたような作品です。そんなに評価も高くない本作だけにあまり期待せずに鑑賞したのですが、前半は予想に反してけっこう面白かったです。
ただ、個人的には中盤からの展開に不満がかなり残る出来だったと思います。
ストーリーとしては、県職員の中でエリートだったキャリア公務員の織田裕二扮する野村が、民間のスーパーで上手くいかず、更には大プロジェクトから外されたことで挫折を味わい一気に落とした後、スーパーを再建する活躍で盛り返し、さらに県議会での活躍で盛り返すという2弾の盛り返しを狙った映画だったと思います。
基本的な流れやストーリーは王道といった感じの展開なのですが、盛り返し具合だったり中盤からのテンポがイマイチというか半端なせいで、映画全体が失速してしまったような印象を受けます。
前半のエリートで自己中心的な公務員である野村が挫折するところまでは、テンポも良く、けっこう面白いのでは?なんて思っていました。
ところが、挫折した中盤からスーパー再建の盛り返しにかけて、テンポが悪いというか、織田裕二のノリが悪いというか、表情に覇気がなさすぎて不完全燃焼といった感じでした。
この時点では、最後へのジャンプにかけてホップステップくらいの盛り返しなんだと思い、最後の展開に期待していたのですが、県議会でのくだりは強引かつ、訴えも稚拙で抽象的な為、盛り返せたのか自体解らず・・・更には、福祉課での活躍も描いていない為、出世コースからはずれてしまった可哀相な結末くらいにしか感じませんでした。
ラストの酒井和歌子演じる市長のくだりとエスプレッソのくだりは、出来が良かったと思うだけに、もう少し、最後の盛り返しを練って欲しかったなという気がしてなりません。
個人的には、映画ではなく連続ドラマという形にした方がもっと面白くないのではないかと。
スーパーの店員達も個性的なキャラクタが多かったですし、県庁でやり合う展開など掘り下げれば掘り下げるほど広がっていくのではないかと。前半が予想以上に面白かったですし、設定や展開も個人的に好みである点、更には掘り下げれそうなエピソードやキャラが満載な本作だけに、残念というか勿体ない気が非常にしました。
未見の方は、TVでチェックしてみてはどうでしょうか?

『内容』
県庁のキャリア公務員である野村(織田裕二)は、将来有望なエリート職員。そんな彼がプレゼンした200億円のビッグプロジェクトを前に、民間企業であるつぶれかけのスーパーへの研修に行くことになった。マニュアル重視の野村は、サービス重視で臨機応変な民間のやり方についていけず、教育係であるパートの二宮(柴咲コウ)と衝突ばかりしていた・・・

『配役』
野村聡/織田裕二
二宮あき/柴咲コウ
桜井圭太/佐々木蔵之介
浜岡恭一/和田聰宏
篠崎貴子/紺野まひる
清水寛治/井川比佐志
浅野卓夫/益岡徹
佐藤浩美/奥貫薫
来栖和好/ベンガル
根岸秀作/渡辺哲
北村康男/矢島健一
田畑美香/山口紗弥加
長島龍二/梅野泰靖
篠崎威嗣/中山仁
小倉早百合/酒井和歌子
古賀等/石坂浩二

『監督』  西谷弘

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2007.06.08 | 邦画 | TRACKBACK(45) | COMMENT(0)
【邦画】時をかける少女(2006)
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『評価』
A-
(演技3/演出4/脚本4/撮影4/音響4/音楽4/美術4/衣装3/配役3/魅力4/テンポ4/合計41)

『評論』
良い評判をよく耳にする本作だけに、楽しみ半分、否定的な気持ち半分という感じで鑑賞しましたw
どうしても評判が良すぎると、逆にアラを探してやろうというか、通を気取って否定的な気持ちになってしまうというか・・・そんな気持ちで観たのですが、なかなか面白かったんですよね。とすると、けっこう出来自体は良いのではないかと思います。
1時間半ちょっとという限られた時間の中で主人公の感情の変異だったり、いつも一緒にいる3人組の描写、その他の登場人物との繋がりを巧に描けていたと思いますし、何より描いていない背景までも想像で補えてしまう作りというか、無駄がない作りだったように感じます。
ちなみに、何度か本ブログでも言っていますが、個人的にタイムスリップものだったり、タイムトラベルものが大好物でして、どうしてもそういう時間軸を行ったり来たりする内容のものは、評価が甘めになっちゃうんですよね。
本作についても、タイムリープを物語の軸に置きつつ、ラストに時間軸を使った演出が用意されていて・・・その辺りが個人的にはツボにはいってしまうというか、ポイントが高くなっちゃうんですよねw
欲を言えば、時間軸を使ってもう少し凝って欲しかったという気もします。
短い時間で簡潔に時間軸を使った演出という点において、本作の出来はかなり良いとは思うのですが、個人的には、もう少し伏線を巧に伏線をはって、最後にどんでん返し的な展開が欲しかったですね。
ただ前述にも書きましたが、1時間半という限られた時間で様々な事を描くのですから、時間軸云々はこれくらいが妥当なのかもしれませんねwあと、原作を映画化した原田知世主演の「時をかける少女」の方は、随分昔に鑑賞したので内容をさっぱり覚えておらず、逆にそれが、原作を変に意識せずに観れたのも良かったのではないでしょうか?
ちなみに、本作では、原田知世が演じた芳山和子が、主人公である真琴のおばさんとして登場します。
声は、原沙知絵が演じているのですが、本作のなかでラベンダーと共に過去の3人で写った写真がチラっと出て、オリジナル版の芳山和子だち解るんですが、その時は、逆にオリジナル版を忘れてしまっているのがちょっと残念でした。
機会があれば、また観直してみようかな・・・なんて(;^_^A アセアセ・・・
さてさて、本作はご存知のようにアニメーションです。
最近のアニメって、80年代90年初頭のアニメ全盛期の際のアニメと比べると、どうしても感情描写だったり味だったり画的にも劣るものが多いと思います。
画としてはCGやPCなどを多用している為、綺麗になったりシンプルになったりしているのですが、どうしても味気ないというか・・・
本作についても、その気はありましたが、ストーリーが良かったからか、馴れてきたせいか、鑑賞するにつれてあまり気にならなくなったので特に問題はなかったと。アニメに肝心な声優陣に関しても、初体験の人がけっこう多くいたらしいのに、特に違和感も感じませんでした。
ちなみに、主人公の声を演じた仲里依紗って高山みなみに声が似ていませんか?
青春ものかつタイムスリップ関係が好きな方なら楽しめる作品ですので、気になる方は是非♪

『内容』
高校2年生の紺野真琴(仲里依紗)は、踏切で電車にはねられたはずだったのだが、気がつくと少し前の時間に戻っていた。不思議に思った真琴は、おばさん(原沙知絵)に相談するのだが、タイムリープという能力である事を教えられ、やがてその力を自由に使えるようになった。
やり直しのできる人生に笑いが止まらない真琴だったのだが、自分がやり直すことで誰かに皺寄せが及ぶ事を知り・・・

『配役』
紺野真琴/仲里依紗
間宮千昭/石田卓也
津田功介/板倉光隆
芳山和子/原沙知絵
早川友梨/垣内彩未
藤谷果穂/谷村美月
紺野美雪/関戸優希
福島先生/立木文彦
坂のおばさん/山本圭子
加藤/反田孝幸
高瀬宋次郎/松田洋治
老守衛/中村正

『監督』  細田守

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2007.06.05 | 邦画 | TRACKBACK(62) | COMMENT(1)
【邦画】木更津キャッツアイ ワールドシリーズ
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『評価』
B
(演技3/演出2/脚本2/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力3/テンポ2/合計30)

『評論』
クドカン作品って好きか嫌いか、はっきり分かれるのではないでしょうか?個人的には、当初は抵抗があったのですが、今はどっぶりはまっているというか、あの独特な世界観がたまらなく好きになってしまっている一人なんですよねw
本作も、クドカン作品な訳ですが、それ故に好きな人にはたまらないとは思いますが、彼の作品を受け付けない人には理解されない作品だと思います。ちなみに、うちのカミさんはどうもクドカン作品が苦手らしく、本作についても鑑賞中爆睡しちゃってました(^^;)
TVシリーズも前作の「日本シリーズ」も観てなかったのも関係しているのでしょうが・・・
さて本作ですが、ご存知の通りTVドラマ「木更津キャッツアイ」の劇場版2作目です。「木更津キャッツアイ」の内容を簡単に説明すると、余命半年と宣告された岡田准一演じるぶっさんと、元高校野球部の仲間である櫻井翔演じるバンビ、岡田義徳演じるうっちー、佐藤隆太演じるマスター、塚本高史演じるアニの5人で、昼は野球、夜は泥棒「木更津キャッツアイ」を繰り広げるドタバタ青春コメディドラマです。前作である劇場版1作目の「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」では、しぶとく生き続けたぶっさんでしたが、本作では、ぶっさんが死んで3年後から物語がスタートします。
親友であり頼りがいのあるリーダーだったぶっさんを亡くした4人は、別の道を歩き出していますが、それぞれがどこかに違和感や空虚感を抱えています。そしてその理由は、ぶっさんの最後を看取ることが出来なかったからなんですよね。それ故に、それぞれがその後悔と自分の中で区切りをつけられずに、どこかに違和感を感じながら生活しているという訳です。
通常のドラマであれば、再会した仲間達がぶっさんの生きた形跡を辿りつつ、自分の気持ちを昇華させていくというシナリオになるのでしょうが、そこはクドカン作品w、ちょっと違います。
というか前作の「日本シリーズ」を鑑賞した方ならばご存知だと思いますが、何でもありなんですよねw前作では、埋葬後に復活するという荒技を成し遂げたぶっさんが、本作では、なんと幽霊となって蘇っちゃいます(^^;)
こういうリアリティの無いふざけたドラマが嫌いな人には、絶対に受け入れてもらえない展開なのですが・・wそういう訳で、無事に再会を果たした仲間達だったのですが、22歳という年齢で止まってしまったぶっさんに対して、3年という月日が自分達を成長させ変えていたことに気付き、再び自分達の道を歩くことを決めるという内容です。
ちなみに前作の「日本シリーズ」では、ある伏線が用意されていて、最後に時間を遡り繋げてしまうという演出がありましたが、本作でも同様に伏線が用意されています。かなり強引ですが、こういう遊び心も楽しいんですよね。
ちなみに、復活したぶっさんですが、唯一父親である小日向文世演じる田渕公助のみが観ることができませんでした。その理由は、本作の最後で明らかになるのですが、理由はちょっと良い話なんですよね。TV版が好きな人は、それなりに楽しむことができると思いますが、嫌いな方やTV版を観たことが亡い人はちょっと辛いかも・・・
という訳で、本作鑑賞前にTV版と前作の「日本シリーズ」を観ることをお奨めします。

『内容』
TVドラマ「木更津キャッツアイ」劇場版2作目。シリーズ完結版。
ぶっさん(岡田准一)の死から3年。市役所職員になっていたバンビ(櫻井翔)は、死んだはずのぶっさんの声を聞き、アニ(塚本高史)、マスター(佐藤隆太)らと共に声のする空き地を訪れる・・・

『配役』
ぶっさん/岡田准一
バンビ/櫻井翔
うっちー/岡田義徳
マスター/佐藤隆太
アニ/塚本高史
猫田/阿部サダヲ
山口/山口智充
勲章・店長/嶋大輔
オジー/古田新太
田渕公助/小日向文世
モー子/酒井若菜
ミー子/平岩紙
ローズ/森下愛子
美礼先生/薬師丸ひろ子

『監督』  金子文紀

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2007.05.28 | 邦画 | TRACKBACK(49) | COMMENT(0)
【邦画】虹の女神 Rainbow Song
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『評価』
B+
(演技4/演出3/脚本3/撮影4/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力2/テンポ2/合計33)

『評論』
レンタル開始前から心待ちにしていた本作ですが、実際に鑑賞してみて期待通りの出来だったと思います。本作についても幾度となく予告編を観ていて、上野樹里演じる佐藤あおいが死ぬ事も、あおいが市原隼人演じる智也を好きな事も、大まかなストーリーもなんとなく解っていました。本作において、上野樹里演じる佐藤あおいの死というものは、大きな割合を占めるのは明白な訳ですが、それを予告編で始めに見せちゃっているんですよね。これってある意味、マジックのタネを予め公開しているもののような訳で、最初からネタばらししているだけに、どういう感じの展開や構成で観客に興味を持たせ惹きつけるのか、鑑賞前から非常に興味がありました。
で、実際鑑賞してみると、冒頭で佐藤あおいを事故死させ、その後、時間を遡り彼女との出会いから話を展開させるという手法をとっていました。
ありきたりな展開なのですが、上野樹里を登場させずにニュースを使ったある意味間接的な死の知らせからスタート。観ている方としては、主人公である智也があおいと出会う前なのかすら解らぬままの出来事だけに、良い意味で呆気にとられたというか、惹きこまれました。
ここからはネタバレになりますので、未見の方はスルーしてください。
さてさて本作ですが、全部で8章から構成されていました。まず第1章「水平の虹」で、水平の虹を偶然見かけた智也があおいへと携帯で送るところから始まります。そして、程なくしてあおいの死。
その後、時間が遡り、第2章「ストーカー時代」で、智也とあおいの出会いのきっかけから知人になるまで。
第3章「コダック娘」では、あおいが智也に恋心を抱いたきっかけ。第4章「妹」で、あおいの妹かなとの出会い。
そして第5章「失恋」で、あおいが智也に失恋。その後ロスへと旅立ちます。
第6章「恋人」で、相田翔子演じる森川千鶴と同棲し婚約、そして破談。そして時間的に第1章の冒頭へと繋がります。
その後、第7章「地球最後の日」であおいと智也が学生時代に撮った映画を流し、最終章「虹の女神」であおいのひたむきな恋心を知った智也と冒頭で送った水平の虹の画像が、あおいの携帯に届いていたことを知るといった感じです。
こういう風に、各章毎に区切った映画ってあまり得意ではないのですが、本作については、各章に区切る事で、話が解り易かったと思いますし、自分で繋がりを想像することができる分、世界観が広がったような気がします。個人的に、第6章「恋人」の相田翔子のくだりは、あまり必要なかった気がするのですが・・・どうでしょうか?
トータルの時間が2時間だっただけに、この章を削って、もう少し他の部分に肉付けしても良かったのではないか?と思います。
ただ、智也が水平の虹に遭遇し、あおいに送りたいと思う気持ちになるという意味では、この章は必要だったのでしょうが(^^;)
配役ですが、主人公の岸田智也を演じた市原隼人ですが、先日レビューを書いた「天使の卵」よりは、断然良かったとは思いますが、やっぱりしっくりこないような・・・
佐藤あおいを演じた上野樹里は、すごく良かったです。何というか、演技というよりは、等身大の女子大生というか・・・どこにでもいる普通の大学生という感じが出ていて、とても自然でした。
そして、あおいの妹を演じた蒼井優。彼女の演技も圧巻ですね。存在感がずば抜けていました。そういえば、上野樹里と蒼井優って「亀は意外と速く泳ぐ」で共演していましたねw
その際は、蒼井優が上野樹里をぐいぐい引っ張っていく感じだったのですが、今回は逆で・・・でも双方違和感はないんですよね。その辺りは流石というところでしょうか?
あと、個人的に、佐々木蔵之介や小日向文世の感じも良かったと思います・

『内容』
大学生の智也(市原隼人)は、サユミ(鈴木亜美)という女子大生を追い回し、サユミの友達であるあおい(上野樹里)に、仲を取り持ってくれるように頼むが失敗。その後、友人になった二人。そしてあおいの撮る映画に智也は主演することになった・・・

『配役』
岸田智也/市原隼人
佐藤あおい/上野樹里
佐藤かな/蒼井優
麻倉今日子/酒井若菜
森川千鶴/相田翔子
佐藤安二郎/小日向文世
樋口慎祐/佐々木蔵之介
久保サユミ/鈴木亜美
服部次郎/尾上寛之
尾形学人/田中圭
母/田島令子
千鶴の父/田山涼成
千鶴の母/鷲尾真知子
カメラマン/ピエール瀧
マネージャー/マギー

『監督』  熊澤尚人

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2007.05.25 | 邦画 | TRACKBACK(21) | COMMENT(0)
【邦画】涙そうそう
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『評価』
B-
(演技2/演出2/脚本2/撮影2/音響3/音楽3/美術2/衣装2/配役2/魅力2/テンポ3/合計25)

『評論』
本作について、名曲「涙そうそう」をモチーフにして誕生した作品です。「涙そうそう」をモチーフにした作品といえば、松たか子主演のドラマや黒木瞳主演のドラマなんかがありましたが、本作についてもTBSが力を注いで宣伝していた為、非常に話題になりましたよね。
ちなみに、劇場公開前日、TVでよくある映画のメイキングとして本作のメイキングが放映されていました。
で、それを何気に観てしまったせいで、ほとんどの内容を知っていました(^^;)
その他、宣伝映像を観る限り、ちょっとベタっぽいけど、それなりに感動するような作品なのかと思って若干期待していました。ただ、例の如く劇場には足を運べませんでしたが・・・(^^;)
結局、レンタルして鑑賞したのですが、劇場どころかレンタルするのも勿体ない作品だなと・・・
どうしても観たいのならTV放映で十分という感じの作品です。何というか、「涙そうそう」をモチーフにお涙頂戴の作品ならそこそこ収益は見込めるだろうし、そこに、今をときめく長澤まさみ、妻夫木聡を持ってくれば確実という制作側の意図が見え隠れする作り方なんですよね。
ここからは、ネタバレになりますが、死=感動、不幸=美しいというような感じに安直に結びつけているのもどうかと思いました。それに、一番の見せ場であるべき洋太郎の死のシーンは、呆気なく・・・最後の言葉もなくいきなり遺影というのはどうなんでしょうか?
最後の手紙にピークを持ってくる為の調整なのでしょうが、逆に冷めてしまって最後も盛り上がらないって感じなんですよね。
しかも、最後に平良とみの台詞&長澤まさみのアップの表情・・・いかにも泣き場所はここですよっていう感じで、完全に興ざめでした。
開局50年記念だかなんだが知りませんが、こんなのわざわざ映画にせずに、TVドラマで良かったのではないでしょうか?
内容としては、めちゃめちゃベタな、妹と兄の兄弟以上恋人未満の愛の物語とでも言いましょうか・・・(;^_^A アセアセ・・・
ちなみに、この設定で真っ先に思い出したのが、あだち充原作コミック「みゆき」ですね。優等生の美人な恋人にボーイッシュで可愛い血の繋がらない妹。そして何のとりえもない主人公である兄w
「みゆき」の方は、結局妹であるみゆきとくっついてしまうのですが、こっちの内容の方が断然面白いですよね。ただ、このストーリーだと「涙そうそう」からかけはなれてしまいますが・・・w
それに、「みゆき」を長澤まさみが演じてしまうと、あだち充3部作達成してしまいますよねwww
そういえば、「みゆき」の主題歌だったH20の「想い出がいっぱい」と本作の主題歌夏川りみの「涙そうそう」の出だしが、「古いアルバム〜」から始まるのは偶然の一致なんでしょうか?w

『内容』
母親光江(小泉今日子)の再婚によって、突如妹が出来た洋太郎だったが、義父の失踪と母親の病死により、妹を守りながら生きていくことになった。やがて、成長した洋太郎(妻夫木聡)は本島で働きながら高校に合格したカオル(長澤まさみ)の面倒を見ることになった。ところが詐欺にあってしまい多額の借金を背負ってしまう・・・

『配役』
新垣洋太郎/妻夫木聡
新垣カオル/長澤まさみ
恵子/麻生久美子
塚本高史
おばあ/平良とみ
船越英一郎
恵子の父/橋爪功
新垣光江/小泉今日子
森下愛子

『監督』  土井裕泰

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2007.05.11 | 邦画 | TRACKBACK(72) | COMMENT(0)
【邦画】ただ、君を愛してる
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『評価』
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(演技4/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽2/美術3/衣装3/配役4/魅力3/テンポ4/合計36)

『評論』
この手の映画ってどうしても気になってしまうのですが、それに加えて、主演が宮崎あおい。且つ「いま、会いにゆきます」の市川拓司原作ということで迷わず鑑賞しました(^^;)
結果としては、予想していたよりも面白かったです。というか、実は、あまり期待していなかったんですよね。
この手の映画って面白いものもあるのですが、ハズレも多い訳で、はじめから期待し過ぎると、ハズレた時のショックが大きい為、面白くないものとしてはじめから期待して見ませんでした。それが良かったのかもw
さてさて、本作の原作本ですが、「いま、会いにゆきます」同様未読です(^^;)
ちなみに、本作は、広末涼子主演の「恋愛寫眞Collage of Our Life」に触発されて市川拓司氏が書いた作品らしいのですが、この映画も評判が良くなかった点や、ちらっと観る限りつまらなさそうだったので、先延ばししていて結局まだ観ていないんですよね(;^_^A アセアセ・・・
まぁ、そういう訳で変な先入観がなく鑑賞できたのは、ある意味良かったのかもw
本作の内容ですが、玉木宏演じる瀬川誠人が、ある日突然いなくなった宮崎あおい演じる里中静流と再会する為にNYを訪れるシーンから始まります。その後、6年前の出会いに遡り、誠人と静流の友達以上恋人未満とでも言うべき関係を描いていくという感じです。
前作である「いま、会いにゆきます」では、男の視線からと女の視線からを映画前半と後半に分けて展開させた演出が素晴らしかったのですが、本作では、「彼女は、よく嘘をついた。」という誠人のナレーションから始まり、これにリンクしたナレーションで締めくくることによって、プロローグとエピローグが上手に成立していて、全体的に調和のとれた作品となっていた気がします。
ストーリーとしては、少女マンガというよりも、男性が書く恋愛マンガというような感じで、ありきたりな設定、内容だと思います。
ここからは、ネタバレになりますが、最後の展開にしても、この手の映画でよくあるような、死を使った感動作・・・
はっきりいって、最近、この最終手段を使った作品が多すぎるので正直げんなりするのですが、本作は、それだけにとどまらず、前述にもあるようにプロローグと上手く接点を作った点、静流の6年分の想いを最後の写真展で巧に表現した点が効を奏してか、そんなに嫌気が指すこともなかったので、良かったです。
配役についても、主演の宮崎あおいは文句なく上手かったと思いますし、本作の役にぴったり合っていた気がします。また、玉木宏もお得意なとぼけた感じの役が映画全体にコミカルさを与えていて、宮崎あおいの爽やかさと相まって優しい感じの作品に仕上がっていたのは評価できると思います。
誠人が恋するみゆきを演じた黒木メイサも、くどくない美人な優等生という感じで一定の距離があって良かったのではないでしょうか?
ちなみに、本作内の玉木宏ですが、髪型のせいか、びっくりした時の顔がチュートリアルの徳井に見えたのは私だけでしょうか?www

『内容』
「いま、会いにゆきます」の市川拓司原作の恋愛小説映画化作品。
ひょんな事から知り合った誠人(玉木宏)と静流(宮崎あおい)は、誠人の趣味であるカメラを通して、徐々に信頼関係を深めていく。誠人を好きな静流に対して、誠人はみゆき(黒木メイサ)に惹かれているのだが、ある日、家出をした静流と同棲することになり・・・

『配役』
里中静流/宮崎あおい
瀬川誠人/玉木宏
富山みゆき/黒木メイサ
関口恭平/小出恵介
井上早樹/上原美佐
矢口由香/大西麻恵

『監督』  新城毅彦

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2007.05.09 | 邦画 | TRACKBACK(13) | COMMENT(0)
【邦画】天使の卵
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『評価』
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(演技2/演出3/脚本3/撮影4/音響3/音楽3/美術4/衣装3/配役2/魅力3/テンポ3/合計33)

『評論』
直木賞作家である村山由佳のベストセラー小説を映画化した作品です。原作自体は未読なのですが、小説が原作と言うこともありインテリジェンスというか、独特の雰囲気を感じる作品だと思います。
内容としては、自分の恋人の姉に一目惚れしてしまったという展開を軸に、主人公である一本槍歩太の成長を描いている作品です。
ストーリー的にはありきたりなのですが、このありきたりな展開の中に、登場人物の心境を上手に描いているせいか、飽きることなく鑑賞することができたと思いますし、個人的に、この手のストーリーが好きな為か、面白かったと思います。
映像的にも、色や光の加減に重点をおいて撮影しているようで、幻想的で綺麗なカットが多かったのが印象的でした。
テンポとしては、日本映画独特な淡々としたテンポで、うちのカミさんに言わせれば、波のない一本調子のテンポなのですが、このテンポも個人的には好きなので、良かったんですよね。
もちろん、カミさんはとなりで、コクリコクリしてましたがw
さてさて、本作の配役について、主人公である一本槍歩太を演じた市原隼人ですが、演技が酷いですね。
演技が一本調子の上、リアクションが尽く嘘っぽい・・・ここ最近、多数の映画に主演しているようですが、正直、彼の主演作ってあまり観たことがないんですよね。よって、本作だけがここまで酷いのか、その他の主演作も酷いのか解りません(^^;)
ただ本作において、彼の演技で台無しにしてしまっている箇所が多々あるのは事実な訳で、共演の小西真奈美、戸田恵子、沢尻エリカがカバーしていなかったら・・・とても観れたもんじゃなかっただろうかと思ったりします。
沢尻エリカの演技は、可もなく不可もなくというか、決して悪くはないですが、特筆すべき点もないかな?という感じです。
というか、市原隼人と小西真奈美の関係を軸にしている為、沢尻エリカがそこまで話に絡めていなかったんですよね。
沢尻エリカをもっと話に絡めていたら面白かったのかもしれませんが、ドロドロというか、嫉妬や恨みという負の感情が目立ってしまい、本作の雰囲気を壊してしまったと思うので、逆にこれくらいが丁度良かったのかもしれませんね。
ちなみに、沢尻エリカで一点気になったのは、4年前の学生時代に対して、現在の格好が老けすぎている点ですw
4年前である過去と現在が入り交じりながら展開する内容だけに、過去と現在を分かり易くする為に、止むなくといった所なのでしょうが、それにしても、あの老け様はあんまりなのではないかとw
小西真奈美ですが、大人しめな役だったり、最近はバラエティにも進出している為、ちょっと抜けているコミカルな役が多いですよね。
本作においては、大人しめな優等生という感じの役の中に、弱さや狡さ、汚さ、美しさ、優しさ等を上手く織り交ぜていて非常に良かったと思います。
ある意味、本作における小西真奈美の表情がネックになるだけに、大変だったと思うのですが、十二分にこなせていたと思います。
ちなみに、本作の続編として10年後の夏姫、歩太を描いた「天使の梯子」という作品があります。
ミムラ主演でドラマ化もされたのですが、未見のため、これをきっかけに観てみようかなと思います。

『内容』
美大志望の浪人生である歩太(市原隼人)には、夏姫(沢尻エリカ)という彼女がおり、自分の母親にも紹介していた。
そんなある日、歩太は電車の中で春妃(小西真奈美)という女性に一目惚れしてしまう。彼女のことが忘れられず、彼女の姿を思い出してはデッサンしていた歩太だったが、入院中の父親の病院で春妃に再開する。
運命的な再会に胸躍る歩太だったのだが、春妃が夏姫の姉であることを知ってしまう・・・

『配役』
一本槍歩太/市原隼人
五堂春妃/小西真奈美
斉藤夏姫/沢尻エリカ
一本槍幸恵/戸田恵子
長谷川/鈴木一真
渋沢/三浦友和
諏訪太朗
甲本雅裕
キムラ緑子

『監督』  冨樫森

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