
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
A- (演技4/演出5/脚本5/撮影4/音響2/音楽2/配役4/魅力5/テンポ4/合計35)
『評論』
この映画、大好きなんですよ。
日本映画独特のテンポをもちつつ、青春時代の淡い気持ち、片思い、親が子供を愛する気持ち、子供が親を慕う気持ち、家族の絆など、人間がもつ様々な暖かい感情をうまく表現していると思います。
また、男性の視点、少年の視点からのストーリ展開と、女性の視点、少女の視点からのストーリ展開を交差させることで、物語全体に深みと真実味がでている気もしますし、何より、この展開に感動させられるんですよね。

ここからは、
ネタバレになりますが、何よりもタイムスリップネタが入っているのがたまりません。
個人的に、タイムスリップネタが好物なんですよ(^^;)
映画前半は、巧視点からのストーリ展開ですが、巧が澪に片思いをしつつ、どのように成長しどのように結婚したのかというのを淡く演出しています。映画後半では、今度は澪視点からのストーリ展開で、実は澪も巧に片思いをしつつ、どのように成長し、再会したかというのを、巧のストーリと交差しながら進めていく。これは本当に素晴らしかったです。

巧のストーリ展開中に起こった出来事が、澪のストーリ展開中に起こった出来事と関係があったり、引き金になったりしているというのを目にするとき、まるでサスペンス映画で点と点が最後に線に繋がった時のような爽快感がありますし、この描写の仕方で、ファンタジー的なストーリにリアリティが増しているんですよね。
それにしても、澪は自分が巧と結婚すると早死にすると知っていて、尚、愛する人と共に生きる道を、愛する息子を産む道を選んだんだという事実を知った時、涙が止まりませんね。

ちなみに、息子である祐司の担任を演じたYOUですが、3シーンくらいしか出てこないのですが、なんかいらないような・・・
あんな投げやりな先生いる訳無いですし、個人的には必要なかったのでは?と思います(^^;)
あと、主題歌もORANGE RANGEを使う必要はなかったのでは?
彼らの歌って何か薄っぺらい気がするんですよね。誰かが言った言葉をもってきて貼り合わせただけの・・・
話題や流行、興行収入を意識したそういうのが見え隠れするとゲンナリしちゃいます・・・
『内容』秋穂巧(中村獅童)は、愛する妻である澪(竹内結子)に先立たれ、息子の佑司(武井証)と暮らしていた。
そんなある雨の日、妻にそっくりの女性が現れる。彼女には記憶がないのだが・・・
『配役』秋穂巧/中村獅童
秋穂澪/竹内結子
秋穂佑司/武井証
高校時代の巧/浅利陽介
高校時代の澪/大塚ちひろ
高校生の佑司/平岡祐太
佑司の同級/美山加恋
佑司の担任/YOU
野口医師/小日向文世
永瀬みどり/市川実日子
荻原/中村嘉葎雄
洋菓子店・店主/松尾スズキ
『監督』 土井裕泰
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