
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』B(演技3/演出2/脚本2/撮影2/音響2/音楽3/美術3/衣装2/配役3/魅力2/テンポ2/合計26)
『評論』
「くらもちふさこ」の少女漫画の映画化ということで、なんとなく観たいなぁ~と思っていた作品だったのですが、先日ようやくレンタルし鑑賞しました。
ちなみに、「くらもちふさこ」という少女漫画家の名前は聞いた事があったのですが、実際に本作は読んだ事がありませんでした。
多分彼女の作品自体読んだ事はないと思います。
そういう訳で、今回レビューを書くに当たって、wikiでくらもちふさこを調べてましたw
すると、
「別マで紡木たくと双璧をなし、多田かおる・いくえみ綾などに影響を与えている。(wiki)」と紹介されていました。というかそんなに凄い人だったんですね(;´▽`A``

機会があれば是非、今度彼女の作品を読んでみようかなと思いますw
さてさて、上記にもあるように、原作は未読なので純粋な映画としての本作について書きたいと思います。
本作の大まかな内容は、田舎の小さな村に暮らす中学生の主人公そよと、東京から転校してきた、ちょっとイケメンな同級生との恋愛を軸に、高校入学までの期間の彼女の成長を描いたストーリーといった感じです。
本作について、正直レビューを書くのは難しいんですよね(;´▽`A``
何というか、独特なほのぼのとした空気の漂う映画でしたw

ただ、それだけというか・・・決して面白くない訳ではないんですよ。観ていてそれなりに面白かったとは思います。ただ、山や谷がないというか・・・
夏帆演じるそよと岡田将生演じる大沢広海の淡い恋を軸に、いろいろなエピソードを盛り込みながら、主人公そよの心の成長を描いていたのですが、特筆する点が特にはないんですよね。
成長自体も少女から大人の女性になるっていうような、大きな成長でもなく、思春期に大人になる為にのぼる階段のワンステップを丁寧に描いたという感じなんですよ。

まぁ、逆に言えば、より現実的なのでしょうが、やはり映画としてまとめるには、物足りなかったかな?というのが個人的な感想です。
原作を読んでいないのですが、恐らく原作にはもっと多くのエピソードがあり、それらを消化することで、彼らにより共感でき、もっと違った見方が出来たのかもしれないとは思いました。
それだけに、映画という限られた時間の中では、なかなか本作の本当の魅力を現しきれなかったのかな?という感じですかね。
ただ、田舎とそこに暮らす子供たち、人々をほのぼの描いてる様は観ていてほっとしましたし、肩に力を入れることなく楽に観れるという点においてはお奨めな作品なのかもしれません。
キャストについて、主人公そよを演じた夏帆も自然体な感じで良かったと思いますし、大沢広海を演じた岡田将生も、東京からやってきた今時の子供という感じでぴったりだったと思います。

また脇を固めていた佐藤浩市、夏川結衣も良い味をだしていました。
個人的には、子供達よりも、二人が演じた右田夫妻と大内まりが演じた大沢の母の三角関係のドラマの方が観たかったなぁ~なんてwww
子供が中心であくまでも大人は脇役なのですが、大人のドラマをもっと掘り下げて欲しかったなぁ~って思ってしまいました。
なんかせっかく起用している豪華俳優陣がもったいない気がしましたし(;´▽`A``
その他の子供達の演技についても田舎の子供達って感じで良かったと思います。
『内容』小、中学校あわせて6人しかいない田舎の学校に通う右田そよ(夏帆)。
そんなある日、東京からイケメン転校生、大沢広海(岡田将生)がやってきた・・・
『配役』右田そよ/夏帆
大沢広海/岡田将生
右田以東子(母)/夏川結衣
右田一将(父)/佐藤浩市
田浦伊吹/柳英里沙
山辺篤子/藤村聖子
右田浩太郎/森下翔梧
田浦カツ代/本間るい
田浦早知子/宮澤砂耶
シゲちゃん/廣末哲万
篤子の父/斉藤暁
松田先生/黒田大輔
美都子(大沢の母)/大内まり
『監督』 山下敦弘
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