
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』B+(演技4/演出4/脚本3/撮影4/音響3/音楽3/美術4/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計37)
『評論』
本作について、実際の俳優を撮影した映像に、デジタル画像処理を行いアニメーション化するロトスコープという技法で製作され、カンヌに出品された為、けっこう注目されましたよね。
それに加えて、主演がキアヌ・リーブス、共演がロバート・ダウニー・Jr、ウィノナ・ライダー、ウディ・ハレルソン。更には、監督が「恋人までの距離(ディスタンス)」、
「スクール・オブ・ロック」のリチャード・リンクレイター。
そして更に、原作が「ブレードランナー」「トータル・リコール」「マイノリティ・リポート」のフィリップ・K・ディックということで、ずっと気になっていた作品でした。
そういう訳でレンタル開始後、即鑑賞。

ネットなどでは賛否両論あるようですが、個人的には面白かったです。
実は、恥ずかしながら内容自体は全然知りませんでした。原作者から考えて近未来SFサスペンスかな?という感じで、予告を観る限り哲学色の強い地味な作品なのかな?なんて予想していました。
ところが、それらとは若干違って、今から7年後の世界で「物質D」というドラッグが蔓延しているという設定の下に、おとり麻薬捜査官がドラッグ常用者達と共同生活を送り、やがて自らもドラッグに溺れていくという内容でした。

冒頭、ロリー・コクレイン扮するフレックというジャンキーが虫に寄生されているという幻覚をみているシーンがあるのですが、まずそのシーンが非常に印象的でした。
加えて、おとり捜査官である故、仲間にも自分の存在が解らないようにキアヌ扮するボブが「スクランブル・スーツ」なるものを着用しているのですが、このスーツは、絶えず顔や服装を変化させているというものだったのでした。
正直、このスーツや幻覚を描写するためにアニメーション化したのかなとも思ったのですが、今の映像技術ならこれくらいの特殊効果なら容易い訳で、本作を鑑賞していくに従って、個人的にはもっと別の意味があってアニメ化したのではないかと・・・

すなわち、現実と幻覚。それらがキアヌ扮するボブの中では交錯している訳で、それを表現する為にあえてアニメという映像をチョイスしたのではないでしょうか?また、近未来の世界を端的に現すという点においても、実在しない非現実的な機器よりも、アニメ化する事でかえってリアリティが増した気もします。
さてこのアニメーション映像ですが、まず人間を撮影しているだけに、動きや表情もかなりリアルですし、鑑賞していく内にアニメではなく、実写を観ている様に感じました。個人的には、なかなか良かったのですが、どうでしょうか?

内容や展開事態は、けっこうありふれているというか、比較的予測しやすいのですが、それでもなかなか楽しむ事ができましたし、ラストも個人的には好きですね。
配役については、さすが有名どころという感じで申し分なかったのですが、ウィノナ・ライダーだけが、ヘアースタイルのせいか、なかなか彼女だと解りづらかったですね(^^;)
前にも書きましたが、個人的にはなかなか面白かったので、ロトスコープやこの手の映画に興味がある方には、お薦めします。
ただ、例の如く、うちのカミさんはお眠りになっていたので、興味のない方にはつまらないのかも・・・www
『内容』7年後の世界では、「物質D」というドラッグが蔓延していた。
おとり麻薬捜査官のフレッド(キアヌ・リーブス)は、ボブ・アークターと名乗りドラッグ常用者と共同生活を送るのだが、次第に自らもドラッグに溺れ、自分を監視する捜査官と麻薬常習者の人格が分裂し・・・
『配役』ボブ・アークター/キアヌ・リーヴス
ドナ・ホーソーン/ウィノナ・ライダー
ジム・バリス/ロバート・ダウニーJr
アーニー・ラックマン/ウディ・ハレルソン
チャールズ・フレック/ロリー・コクレイン
ジェイソン・ダグラス
マルコ・ペレラ
『監督』 リチャード・リンクレイター
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