
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』B+(演技3/演出3/脚本3/撮影4/音響2/音楽3/美術4/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計34)
『評論』
最近、アニメ作品に関して滅法疎いんですよね(;^_^A アセアセ・・・
本作についても、主演の声優を蒼井優と二宮和也が演じているという理由で話題になっていたので、辛うじて知っていたという感じです。そういう訳で、もちろん原作コミックについては未読です(^^;)
ただ元々、この手のアニメ作品って結構好きなので、公開前から期待はしていたんですよ。
で、レンタル開始後すぐに鑑賞する事にしました。
実際に鑑賞してみて、個人的に期待していた通りの出来というか、それ以上に考えさせられる所があったと思います。
独特の世界観や設定、画、ストーリーは文句なしに良かったと思います。
本作の舞台になる宝町のごったごたした感じや、さびれた感じなんて最高ですね。
画も独特のタッチで、「ケモノヅメ」とテイストが似ていた気がします。なんか関係があるんでしょうか?

こういう上記の点も評価できると思いますが、個人的に一番惹かれたのはやはり主人公である二人のキャラクタ設定です。
二宮和也演じたクロと蒼井優演じたシロ、この二人のバランス加減が絶妙でした。
クロとシロってその名の通り、陰と陽というか光と影というかを現している訳で、互いに依存しながらお互いを補っているんですよね。
そのどちらかが欠けても本作は成立しない訳で、両キャラとも非常に魅力的でした。
そしてこの二人を、観ている側がそれぞれいろいろなモノに置き換えることが出来る訳で、自分の心の中に置き換えてみたり、或いは他人との関係に置き換えてみたり・・・
観ている側が、それぞれ何かを感じることが出来るというか、感じさせるように促しているようなキャラクタ作りだったと思います。

個人的には、ラストの辺りで描写されていた世界の現状というか、この世の中の様子から、地球全体というか人間社会を、クロとシロで比喩していたのではないかと思いました。
クロはすなわち、人間の中にある悪というかモラルに反する事を現しているように思います。
ただクロを単純な悪とは言い切ることは出来ないんですよね。シロを思いやる気持ちだったり、守るという使命だったり、依存しているところがある訳ですし。
例外もあるかもしれませんが、基本的に人間には良心があり人を愛する感情を持っていますよね。故に、この世の中に完全な悪は存在しないというか、その辺りの曖昧さというかグレーさをうまく描写していたように感じました。

対して、シロは純真無垢な心というか、何も描いていない真っ白なキャンバスのような子供の心を描写しているように思えて、シロの存在があるからこそ人間が人間らしく、地球が地球らしくいられるのではないかと何となく思いました。
ただ、どうしても現在の世の中では、子供が子供らしくないというか、シロい気持ちが希薄になっているというか、そのけっかクロの中のイタチが暴走しかけているように感じるんですよね。
そして、それを描写してか、ラストの辺りで、荒んでいく社会を描写しているように思えたんですよ。
何というか、本作を観て自分の中にあるモノというか感じた事を上手く言葉に出来ない為、上記のような稚拙な文章、表現になってしまったのですが、漠然とこのような事を感じた次第です(;^_^A アセアセ・・・

さてさて、主演の声を担当していた二宮和也と蒼井優ですが、蒼井優は文句なしに上手かったと思います。二宮和也も及第点の出来だったのではないでしょうか?
そして本作鑑賞後のエンディングロールで、多くの俳優達が声を担当していた事を知り、びっくりw
なるほど、本作鑑賞中になんとなく違和感を感じていたのは、声に違和感があったからなんだと後から解りました。本作鑑賞中はどうしても、主演の二人の声にばかり気をとられていて、なかなか気付かないんですよねw・・
まぁそれにしても、全体的にまとまりが良かった為か、この違和感もまた独特の世界観だと思えてしまうところは不思議というか・・・w
これはこれで良かったのかもw
『内容』昔ながらの義理と人情の町・宝町。その町にネコと呼ばれるコンビ、クロ(二宮和也)とシロ(蒼井優)が住んでいた。しかし、蛇(本木雅弘)の出現により町は再開発される事になり、クロとシロを排除すべくヤクザがやって来ることに・・・
『配役』クロ/二宮和也
シロ/蒼井優
木村/伊勢谷友介
蛇/本木雅弘
沢田/宮藤官九郎
ネズミ/田中泯
藤村/西村知道
チョコラ/大森南朋
バニラ/岡田義徳
じっちゃ/納谷六朗
組長/麦人
小僧/森三中
『監督』 マイケル・アリアス
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