
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』B(演技3/演出2/脚本2/撮影3/音響3/音楽2/美術3/衣装3/配役3/魅力2/テンポ2/合計28)
『評論』
ファレリー兄弟の作品というと、大抵、ちょっと強めの毒がありつつ、テンポ良く笑える作品がが多いと思うのですが、本作については、あまり毒が強くなく若干物足りない出来だったと個人的には思います。
ただ逆に、ファレリー兄弟の作品にありがちなしつこすぎる展開もなく、さらりとした流れだった点については、観やすかったとは思います。
でも、やはりファレリー兄弟の作品と言う事で、ある程度のしつこさと毒を期待していただけに、トータルで考えると個人的にはイマイチという感じでしょうかね?(どっちなんだって・・・^-^;)

さてさて本作ですが、結合双生児という障害をもった兄弟を描いたコメディ作品です。
障害というテーマって非常にデリケートな問題ゆえに、ひとつ描写の仕方を間違えるだけでも、誰かを傷つけたり、差別と糾弾されたりする可能性が高いと思います。にも関わらず、真正面から結合双生児というテーマに向き合って本作は作られていたのではないでしょうか?この点について、個人的には評価できると思います。

もしかしたら、このような点から、いつものような強すぎる毒を封印したのではないかと勝手に思ったりしています(^^;)
また、大抵障害を持っている事に関して、ハンデキャップを持っているという風に一方的に描写しがちな所を、全てが全てハンデとして扱わず、逆に、二人だからこそ出来る事、有利な事があるという風に前向きに描写していた点も良かったのではないでしょうか?
多少、やりすぎた所もあったと思いますが、コメディ作品と言う事である程度の無茶も許されると思います。

更に、障害という設定によって兄弟の絆についてより一層深く描く事が可能になっていましたし、兄弟の強すぎる結びつきについても、違和感なくリアルに感じることもできていたと思います。
また、障害を持っている兄弟が前向きに物事を考えるという姿勢に好感が持てましたし、ストーリー自体も単純で明るい為、非常に観やすかった作品だったと思います。
反面、ストーリーの展開的にも起伏がはげしくなく、ひねりや騙しもほとんど無かった点や、結末がイマイチだった点は、ちょっと残念でした。配役については、主演の結合双生児をマット・デイモンとグレッグ・キニアが演じていました。

グレッグ・キニアといえば、こちらでは知名度がイマイチなのですが、あちらではブレイクしているようで、よく映画に出演していますよね。
最近では「リトル・ミス・サンシャイン」の好演が印象的です。
マット・デイモンは、流石にこの手の役は上手く、グレッグ・ギニアとは対照的に演じることで、緩急というか良いアクセントになっていて、二人のコンビネーションは非常に良かったと思います。
また、軽い感じのイケイケお姉ちゃんを演じていたエヴァ・メンデスも良かったですね。目の保養になりましたw
最後に、安心して見れるコメディ作品としてはお薦めできますが、何かしらちょっと物足りない、そんな印象を受ける映画だったと思います。
『内容』俳優志望のプレイボーイであるウォルト(グレッグ・キニア)と、スポーツ万能だが内向的なボブ(マット・デイモン)は、結合双生児というお互いの体がくっついた障害をもって生まれてきた。互いに互いを補いながら、ハンバーガーショップを経営し、町の住民とも仲良く暮らしていたのだが、俳優になりたいという夢を捨てきれないウォルトに伴い二人は上京する事になり・・・
『配役』ボブ・テナー/マット・デイモン
ウォルト・テナー/グレッグ・キニア
エイプリル/エヴァ・メンデス
シェール/シェール
モーティー・オライリー/シーモア・カッセル
グリフィン・ダン
ジェシカ・コーフィール
メイ・フォン/ウェン・ヤン・シー
『監督』 ファレリー兄弟
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