
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』B-(演技3/演出2/脚本2/撮影3/音響3/音楽2/美術2/衣装2/配役2/魅力2/テンポ2/合計25)
『評論』
個人的に、昔から時代劇が好きだったのですが、戦国時代近辺の歴史モノが特に好きなんですよ。
大河ドラマはもちろんのこと、映画やドラマは比較的良く観ています。忍者モノも同様で、そんなに必死にはなってないですが、テレビでやっていたり、レンタルショップなんかで目についた場合は借りたりして、良く観ている方ではないかと思います。
ただ、忍者モノの映画やドラマって、基本的に山中での戦いのシーンが多く、人件費以外にあまりお金がかかっていないというか、特殊効果もショボイものばかりで、正直、あまり期待はしていないんですよね。

そういう訳で、仲間由紀恵とオダギリジョーというネームだけで騒がれた本作についても、ほとんど期待はしていませんでした。
ちなみに、忍者モノって大きく、現実重視の作品と、あり得ない必殺技を多用するファンタジー作品に分けられるのではないでしょうか?
本作については、後者のファンタジー作品という感じで、最初に鑑賞したとき、日本版
「X−MEN」じゃんと思ってしまいましたw
ただ、
「X−MEN」の方は、ファンタジー作品と割り切っているのに対し、本作は、歴史と絡めようとする足掻きが潔くなかったというか、まぁ、忍者モノなので仕方がないとは思いますが、個人的にあまりしっくりこなかったんですよね(^^;)

本作に限らず、現実的と非現実的の中間の作品というか、なんか中途半端な感じの作品が個人的にあまり好みではないんですよ。
ただ、はじめは否定的に観ていたのですが、途中からはファンタジー作品と割り切って鑑賞したので、それなりに面白かったですが(^^;)
さて、こういうファンタジー忍者作品って妖術を多用する訳で、それに対して特殊効果が必須な訳ですが、本作のCGについて、従来の日本のこういう系統の作品の中ではかなりマシな方ではなかったのではないかと思います。

ハリウッドなんかのモノに対しては、全然比べものにはならないですが、それなりに頑張りがみえたというか、予算のかかっていな忍者映画の特殊効果に比べて、全然観れたと思います。
それだけに、逆に見せ場である筈の戦闘シーンに盛り上がりが欠ける点が痛かったのではないかと。
特に、ラストの弦之介と朧の戦闘シーンをもっと盛大に描き、そこにいろいろな感情を織り交ぜれば、面白くなったのではないかと個人的に思います。
あのラストシーンが、本作の総決算な訳ですし、あそこをサラッと描いてどうするって思ったり・・・w

あと、それぞれ個性的なキャラが多かったのに、全然活躍できずフェイドアウトさせたのも勿体なかったですね。沢尻エリカ演じる蛍火なんて、もっと話に絡むかと思っていたのに、ただの身代わりキャラっていうのはどうなんでしょうか?毒霧だけの黒谷友香や、不老不死なだけの椎名桔平もちょっと・・・(^^;)
明らかな捨てキャラの存在や、先の読める展開、ラストの結末もたやすく予想できてしまうのはどうだろうかと・・・
忍者という難しい題材を選んで、いろいろ頑張っていたのは認めますが、残念ながらイマイチな作品だったというのが個人的な感想ですね。
最後に、こういう忍者モノって甲賀が妖術を多用し、伊賀はどちらかというと現実的な技を多用するもんだと思うのですが、本作にはその境がなかったですね。
当初、オダギリジョーが伊賀で、椎名桔平が仲間にいる仲間由紀恵(洒落じゃないw)の方が甲賀だと思っていたのですが・・・
『内容』時は江戸時代前期、戦国の世が終わり不要になった忍者達。その中でも伊賀鍔隠れと甲賀卍谷は特に優れた妖術を使う忍者達が残っていた。驚異に感じた幕府は、両里の手練れ5名同士戦うように命じる。密かに想いを寄せ合う伊賀の朧(仲間由紀恵)と甲賀の弦之介(オダギリジョー)は、戦いの渦の中へと・・・
『配役』朧/仲間由紀恵
甲賀弦之介/オダギリジョー
陽炎/黒谷友香
蛍火/沢尻エリカ
薬師寺天膳/椎名桔平
南光坊天海/石橋蓮司
徳川家康/北村和夫
室賀豹馬/升毅
筑摩小四郎/虎牙光揮
夜叉丸/坂口拓
如月左衛門/木下ほうか
蓑念鬼/伊藤俊
お幻/りりィ
甲賀弾正/寺田稔
服部半蔵正就/松重豊
『監督』 下山天
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