
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』A-(演技4/演出4/脚本4/撮影3/音響3/音楽3/美術4/衣装4/配役4/魅力4/テンポ3/合計40)
『評論』
いろいろと騒がれた本作。世間の評価も上々ということで、かなり期待して鑑賞したのですが、いつものように期待し過ぎてしまったのが悪かったのか、まぁまぁ面白かったという感じ止まりの映画でした(^^;)
ストーリー展開としては、なかなか上手かったとは思うんですよね。
ただ、なんというか個人的に中途半端に感じたというか、結局、その後どうなったのか?というのが引っかかって、すっきりしなかったというか。
ラストについて、あれはあれで無難というか実話なだけに現実的だったとは思うのですが、やはりその後の経緯が正直気になります。

みなまで語らずと言ったところなんでしょうが、蒼井優演じる紀美子のその後だったり、松雪泰子演じる平山まどかが、再び返り咲いたのか?というのが一番気になります。その辺りを明確にしてもらえるとすっきりするのですが・・・(^^;)
さてさて個人的な要望はともかく、話の流れはなかなか考えられていたとは思いました。
炭坑から娯楽施設という時代の流れを背景に、古い保守的な考え方と若い革新的とでも言うべく考え方を、フラダンスを通して相対させながら、時代の流れを巧に描いていたのは上手かったと思います。

また、それに加えて松雪泰子演じる都落ちのプライドの高いプロダンサーとそれぞれの事情で集まった蒼井優等が演じるずぶの素人達も同様に相対させているのは、なかなか面白かったです。
その後、松雪泰子演じるプロダンサーである平山まどかは、蒼井優達演じる炭坑の娘達と接することで、過剰なプライドを捨てることが出来、人間的に成長します。逆に、平山まどかに教えられた炭坑の娘達は、それぞれがプロとしてプライドをもったダンサーへと成長します。

そして両者の成長と、それに伴う両者の歩み寄りを、静ちゃん演じる小百合の父の事故のシーンで違和感なくスムーズに描いているのは流石だと思いました。
そして、この歩み寄りに準じて、保守的な考え方だった富司純子演じる紀美子の母・千代もまた、娘の頑張り、まどかの人間的成長に促され、娘達を理解しようと歩み寄ります。
この辺りの描写が生きているのは、ここに至るまでの話の構成がしっかりしていたからであり、それぞれのキャラがきちんと描かれていたからではないでしょうか?

配役についても、主演の松雪泰子、蒼井優はまさにはまり役であり、好演していたと思います。
しずちゃんについても、キャラがしっかりたっていたというか、しずちゃんの為に用意されたキャラのようで、演技云々の前に、良かったのではないかと思います。
また、紀美子の母を演じた富司純子、センター長岸部一徳、幼なじみの徳永えり、それぞれが適材適所的な感じがして、うまくまとまっていたのではないでしょうか?
豊川悦司については、若干中途半端だったというか、別に豊川悦司じゃなくても良かったのでは?という気はしましたが・・・(^^;)
ストーリー展開、構成、配役等は素晴らしかったと思うだけに、後は、個人的な嗜好の問題かな?とw
『内容』時代の流れにより大幅な人員削減が必要になった常磐炭坑。かつて炭坑で栄えた町は、見る影もなくなっていた。そんな町を救おうと炭坑を利用し北国にハワイを作ろうというプロジェクトが持ち上がった。そしてその目玉はフラダンスショーが予定されていた・・・
『配役』平山まどか/松雪泰子
谷川紀美子/蒼井優
谷川洋二朗/豊川悦司
熊野小百合/山崎静代
吉本紀夫/岸部一徳
谷川千代/富司純子
木村早苗/徳永えり
佐々木初子/池津祥子
木村清二/高橋克実
猪狩光夫/三宅弘城
熊野五郎/志賀勝
石田/寺島進
若松浩司/菅原大吉
組合幹部1/及川以造
組合幹部2/北島義明
徹/眞島秀和
炭鉱の組合長/大河内浩
『監督』 李相日
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