
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』B(演技3/演出2/脚本2/撮影2/音響3/音楽2/美術2/衣装2/配役3/魅力3/テンポ3/合計27)
『評論』
ヒーローって品行方正というか、聖人君子というか、特異な力だけではなく精神面においてもどこか完璧というか、模範的な思考を持つ存在だと考えてしまうところがあると思います。ところが近年のアメコミブームなどにより、ヒーロー描写が変わってきて、苦悩や迷いコンプレックスなど内面的なところを掘り下げ、観客がより一層共感できるように作られていますよね。
故にリアリティもあり作品自体に深さが生まれ面白く感じると思います。

本作についても同様に単純なヒーロー描写ではなく、内面的な描写だったり主人公達ティーンズの心情を重点的に描いています。
ただ、軽いというか浅い感じで作っているので、作品自体が暗くなりすぎずテンポも良く観やすいのではないかと思います。反面、どこか軽くふざけた感じにもなっている感も受けるのですが、伝えようとしていること等は十分理解できるので、これはこれで良いのではないでしょうか?
さてさて本作で一番興味深いのは、主人公達が通うヒーロー養成学校において、それぞれの能力に応じてヒーロー組とサポート組に分かれているところです。

そしてヒーロー組は、自分達の能力とヒーローという肩書きに誇りを持ちサポート組を見下し、逆にサポート組達はそれに反発したり卑屈になったりしています。こういう上下関係というか、能力の優劣による差別というかは、我々の普段の生活の中でもよく目にしますし体験するものですよね。特殊な能力をもっていることを除けば、普通の学校生活だったり、社会生活と何ら変わりは無い訳で・・・
この中でマイケル・アンガラノ演じる主人公のウィルは、サポート組からはじまり能力の開花によりヒーロー組へ転入と、両者の事が良く理解できる立場にいます。

そして今までのサポート組の友達と憧れていた新しいヒーロー組の友達と、どちらを選ぶか悩み、いつの間にか自分自身が差別するようになるというか・・・
こういう事って日常的に起こる些細な問題だけに、共感できる部分も多く、なかなか面白いのではないでしょうか?
単純におふざけのヒーローものとして終わらず、現実社会の学園生活とリンクさせた点は評価できると思います。ちなみに、
「Mr.インクレディブル」や
「ハリーポッター」シリーズとなんとなく似ている気がします。
さて、本作で主人公であるウィルの両親を演じたのは、カート・ラッセルとケリー・プレストン。

彼らが画に描いたような、赤面したくなるヒーロー衣装を真面目に着て演技しているのは、なかなか面白いですし、ある意味尊敬しちゃいますwまた、グウェン役を演じたメアリー・エリザベス・ウィンステッド。
彼女は、
「ファイナル・デッドコースター」で主役を演じ、キュートさと存在感で目立っていましたが、今月末公開の
「ダイハード」シリーズ最新作「ダイハード4.0」にも出演しているみたいですので、要チェックです。
今後、ブレイクする気も・・・
ちなみに、「ダイハード4.0」、ブルース・ウィリスファンとしては絶対に劇場で鑑賞したいところです。
『内容』スーパーヒーローの両親を持つウィル(マイケル・アンガラノ)は、人々の期待を背負い、ヒーロー養成学園に入学した。ところが、特殊能力を持たないウィルはヒーローのサポートであるサイドキック組に振り分けられる。しかし、ある時能力が開花して・・・
『配役』ウィル・ストロングホールド/マイケル・アンガラノ
スティーヴ・ストロングホールド(ザ・コマンダー)/カート・ラッセル
ジョジー・ストロングホールド(ジェットストリーム)/ケリー・プレストン
レイラ/ダニエル・パナベイカー
グウェン/メアリー・エリザベス・ウィンステッド
スペックス/クロリス・リーチマン
ブーマーコーチ/ブルース・キャンベル
メドゥーラ/ケヴィン・マクドナルド
『監督』 マイク・ミッチェル
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