
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』B(演技3/演出2/脚本2/撮影3/音響3/音楽3/美術2/衣装2/配役3/魅力2/テンポ3/合計28)
『評論』
TVで放映されるということで慌ててレビューを書くことにした本作。以前も書きましたが、鑑賞する映画に対してレビューを書くのが追いついてません。もっと時間があって、心に余裕があって文章がスラスラと書ければ良いのですが・・・w
さてさて本作ですが、織田裕二の代表作である「踊る大捜査線」シリーズの雰囲気を匂わせながら、故伊丹十三監督の「スーパーの女」を織り交ぜたような作品です。そんなに評価も高くない本作だけにあまり期待せずに鑑賞したのですが、前半は予想に反してけっこう面白かったです。

ただ、個人的には中盤からの展開に不満がかなり残る出来だったと思います。
ストーリーとしては、県職員の中でエリートだったキャリア公務員の織田裕二扮する野村が、民間のスーパーで上手くいかず、更には大プロジェクトから外されたことで挫折を味わい一気に落とした後、スーパーを再建する活躍で盛り返し、さらに県議会での活躍で盛り返すという2弾の盛り返しを狙った映画だったと思います。

基本的な流れやストーリーは王道といった感じの展開なのですが、盛り返し具合だったり中盤からのテンポがイマイチというか半端なせいで、映画全体が失速してしまったような印象を受けます。
前半のエリートで自己中心的な公務員である野村が挫折するところまでは、テンポも良く、けっこう面白いのでは?なんて思っていました。
ところが、挫折した中盤からスーパー再建の盛り返しにかけて、テンポが悪いというか、織田裕二のノリが悪いというか、表情に覇気がなさすぎて不完全燃焼といった感じでした。

この時点では、最後へのジャンプにかけてホップステップくらいの盛り返しなんだと思い、最後の展開に期待していたのですが、県議会でのくだりは強引かつ、訴えも稚拙で抽象的な為、盛り返せたのか自体解らず・・・更には、福祉課での活躍も描いていない為、出世コースからはずれてしまった可哀相な結末くらいにしか感じませんでした。
ラストの酒井和歌子演じる市長のくだりとエスプレッソのくだりは、出来が良かったと思うだけに、もう少し、最後の盛り返しを練って欲しかったなという気がしてなりません。

個人的には、映画ではなく連続ドラマという形にした方がもっと面白くないのではないかと。
スーパーの店員達も個性的なキャラクタが多かったですし、県庁でやり合う展開など掘り下げれば掘り下げるほど広がっていくのではないかと。前半が予想以上に面白かったですし、設定や展開も個人的に好みである点、更には掘り下げれそうなエピソードやキャラが満載な本作だけに、残念というか勿体ない気が非常にしました。
未見の方は、TVでチェックしてみてはどうでしょうか?
『内容』県庁のキャリア公務員である野村(織田裕二)は、将来有望なエリート職員。そんな彼がプレゼンした200億円のビッグプロジェクトを前に、民間企業であるつぶれかけのスーパーへの研修に行くことになった。マニュアル重視の野村は、サービス重視で臨機応変な民間のやり方についていけず、教育係であるパートの二宮(柴咲コウ)と衝突ばかりしていた・・・
『配役』野村聡/織田裕二
二宮あき/柴咲コウ
桜井圭太/佐々木蔵之介
浜岡恭一/和田聰宏
篠崎貴子/紺野まひる
清水寛治/井川比佐志
浅野卓夫/益岡徹
佐藤浩美/奥貫薫
来栖和好/ベンガル
根岸秀作/渡辺哲
北村康男/矢島健一
田畑美香/山口紗弥加
長島龍二/梅野泰靖
篠崎威嗣/中山仁
小倉早百合/酒井和歌子
古賀等/石坂浩二
『監督』 西谷弘
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