
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』
A(演技4/演出4/脚本4/撮影5/音響4/音楽5/美術4/衣装4/配役4/魅力4/テンポ4/合計46)
『評論』
映画、ドラマと非常に話題になった本作ですが、観よう観ようと思いながら、なかなか鑑賞する事ができませんでした。もちろん、家にDVDはあったのですが、なんというか流石に、これだけ話題になると概要というのも自ずと耳に入ってしまうもので、徐々に転落していく人生、結末がハッピーエンドではないという内容から、どうしても敬遠していたんですよね(^^;)
そういう訳で、ドラマ版の方も観ていません。

ただ、本作の監督・脚本の中島哲也氏の前作である
「下妻物語」の出来が個人的に非常に良かった為、どこかで期待はしていました。
結局、今年の正月にたまたま鑑賞するに至った訳ですが、実際に観てみると想像以上の出来でびっくりしました。正直、序盤のコミカルなテンポやノリにはついていけず、本作を最後まで鑑賞できるのか一抹の不安を感じたのは事実ですが、ストーリーが進むにつれ、徐々に引き込まれていき、あっという間に観終わってしまいました。
ちなみに、本作の中ではストーリーに応じてミュージカル調な箇所が多々あります。

個人的にミュージカル系の映画って苦手なのですが、そんな私でもすんなりとストーリーにのめり込み、違和感を覚えることがなかったのは、本作の世界観を崩さない選曲や演出、多彩なゲスト達もさることながら、何よりも本作自体の世界観に非常にマッチしていたからではないでしょうか?
それにしても、本作について各パラメータ毎に評価していくと、非の打ち所がないんですよね。
それぞれ、各俳優の演技や脚本、撮影、音楽、テンポなどそれぞれが素晴らしく、トータル的に見てもなかなかの出来。

完成度が非常に高い作品であるといえるのではないでしょうか?
内容としては、不器用な主人公である松子が、ちょっとしたボタンの掛け違いから、どんどん転落していき、最後には人知れず殺されてしまうというなんともやりきれない内容なのですが、濃い人生を歩んだ為か、本人が自分の人生にある意味納得している為か、観ている側としても説得力があるというか、共感できる部分も多々ある為か、単なる悲劇だったりコメディという枠にはまらない作品になっていると思います。

松子の死因についても、松子が最初の仕事が教員であった事、再び人生をやり直すと決めた直後の出来事であった事などから、ある意味、リンクしていますし、社会風刺的な要素もあり奥の深さを感じてしまいました。また、数々のコネタだったり、笑いだったり、豪華キャストだったりとそれぞれ楽しみどころ満載な作品だけに、お薦めの作品だと思います。
こうなってくると、中島監督の次回作が非常に楽しみですね♪
『内容』中学校の教師であった松子は、ある事件が原因でクビになってしまい、その後、男性に依存しどんどん不幸になっていく。
そして、いつの間にかトルコ嬢へとなり、殺人を犯し、最後は殺害されてしまう・・・
一体、松子の人生には何があったのか・・・
『配役』川尻松子/中谷美紀
川尻笙/瑛太
龍洋一/伊勢谷友介
川尻紀夫/香川照之
川尻久美/市川実日子
沢村めぐみ/黒沢あすか
川尻恒造/柄本明
超人気シンガー/木村カエラ
明日香/柴咲コウ
片平なぎさ/片平なぎさ
大倉修二/ゴリ
教頭/竹山隆範
佐伯俊二/谷原章介
八女川徹也/宮藤官九郎
アイドル歌手/阿井莉沙
岡野健夫/劇団ひとり
「白夜」マネージャー・赤木/谷中敦
綾乃/BONNIE PINK
小野寺/武田真治
島津賢治/荒川良々
女囚人A/AI
女囚人B/山下容莉枝
女囚人C/土屋アンナ
女囚人D/山田花子
スカウトされた女の子/蒼井そら
刑事/マギー
修学旅行先の売店の男/甲本雅裕
川尻多恵/キムラ緑子
校長/角野卓造
岡野の妻/大久保佳代子
紀夫の妻/濱田マリ
係官/あき竹城
牧師/嶋田久作
『監督』 中島哲也
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