
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
B(演技3/演出2/脚本2/撮影4/音響3/音楽4/美術3/衣装3/配役3/魅力2/テンポ2/合計31)
『評論』
シリーズ1作目で前作ある
「ミッション:インポッシブル」が、自分の過度の期待のせいであまり面白く感じなかったので、本作はビデオレンタルを待ち、ビデオで鑑賞しました。
その後、次作である
「M:i-2」を鑑賞するにあたって、再度観直したのですが、個人的に本作の出来はシリーズの中で、最悪ではないかと。
というか、1作目である
「ミッション:インポッシブル」を再度見直した際、自分の過度の期待のせいで、妥当な評価が出来ていなかった事に気付かされたんですよ。

なのに本作については、観直した事で逆に出来が悪い事を再確認させられたような感があるんですよね。
普通、大抵の映画って、再度観直すとその作品への理解度が深まったり、内容だったりメッセージだったりが鮮明になって評価が上がるもんなんですが、本作については、内容の薄さが更に浮き彫りになったというか・・・
こんな事なら、観直さなきゃ良かったような・・・(^^;)

それにしても、同じシリーズの作品で監督が変わるだけでこうも変わってくるんですね。
今更ながら、監督の影響力を痛感した次第です。
ちなみに、本作の監督であるジョン・ウーですが、個人的に決して嫌いな監督ではないんですよ。
「男たちの挽歌」シリーズや
「フェイス/オフ」等は凄く好きですし。
うーん、でも本作に限ってはジョン・ウーの悪いところがでてしまったかなと・・・

彼のもっている独特なチープさというか、親しみやすさみたいなものが、本シリーズには全然合わず、逆にストーリ全体を崩壊させてしまった感がありますし、自分の色を出そうと苦闘した結果、逆に本シリーズの雰囲気を壊して中途半端な出来になってしまったような気がします。
また、まるで「007」シリーズのような、とってつけたヒロインといきなり始まる恋も浮いていましたし、ロン毛でフェロモンを出してジェームズ・ボンドになろうとするものの、なりきれずアフォに見えてしまうトム・クルーズも微妙でした(^^;)

悪役を演じたダグレイ・スコットも、必要のないところで部下にキレてイってしまっている感を出そうとしたにも関わらず、執拗なまでに元恋人に固執したり、トムの行動をある程度読んでいたものの、結果が伴わない間抜けさが、本作全体の緊迫感を失くしていたのも残念でした。
なんというか、全体的に中途半端な出来に加えて、こてこてのアクションシーンも満載で、かつ安っぽい内容。
本シリーズにとっても、ジョン・ウーにとっても汚点以外なにものでもないような気がしてなりません。
『内容』往年の人気TVシリーズ「スパイ大作戦」をもとに、トム・クルーズが製作した作品。シリーズ2作目。
IMF(Impossible Mission Force:秘密機関) 所属の諜報員イーサン・ハント(トム・クルーズ)に与えられた、今回のミッションは、インフルエンザワクチン研究中にうまれた殺人ウィルス「キメラ」とその特効薬「ベレロフォーン」の奪取。
そして、そのターゲットこそ、自分の影として暗躍していたショーン・アンブローズ(ダグレイ・スコット)だった。
彼に接近する為に、彼の元恋人であるナイヤ(サンディ・ニュートン)と接触する事に・・・
『配役』イーサン・ハント/トム・クルーズ
ショーン・アンブローズ/ダグレイ・スコット
ルーサー・スティッケル/ヴィング・レームズ
ナイヤ・ホール/サンディ・ニュートン
スワンベック司令官/アンソニー・ホプキンス
マックロイ/ブレンダン・グリーソン
ヴァリス/ウィリアム・メイポーザー
ヒュー・スタンプ/リチャード・ロックスバーグ
ドクター・ネコルヴィッチ/レイド・セルベッジア
『監督』 ジョン・ウー
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