
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
B+(演技3/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽2/美術3/衣装3/配役3/魅力2/テンポ3/合計32)
『評論』
ご存知、本作は1972年の名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク作品です。
もちろん、「ポセイドン・アドベンチャー」は観ているのですが、20年以上も前の事なのでおおまかな内容くらいしか覚えておらず、それ故に新たな気持ちで鑑賞する事ができました。
ただ、この手の映画って「ポセイドン・アドベンチャー」以降多いだけに、斬新さや真新しさはなかったのも正直な感想です。

さて本作の内容ですが、改めて説明するまでもなく、沈みゆく豪華客船より脱出するというパニックアクション映画です。
また、本作は、オリジナル作品とは異なり、人間ドラマを主とするのではなく純粋に脱出劇をメインに展開している為、内容も非常に単純明瞭で時間も98分と観やすい作品となっています。
反面、人間ドラマを省きすぎたせいか、主人公達に対しての感情移入がし難く、客観的に観れてしまうので、そこまでハラハラドキドキという緊張を味わうことなく軽く観れてしまいます。

これが良いのか悪いのかは、個人の好みによるところが大きいと思いますが、パニック映画だけに、もう少し観客に緊張感を味合わせるという意味でも人間ドラマを付加しても良かったかもしれません。
特に勿体無かったのが、リチャード・ドレイファスが演じたゲイのネルソンというキャラです。
ネルソンは、自分が助かるために自分の足にしがみついたウェイターを蹴落としてしまいます。

当初、ネルソンは恋人に振られ自殺を計画していたのですが、実際に死に直面してみて生への執着が生まれたという点が非常によく現れていたと思います。ただ、ここまでは良かったのですが、その後、途中で出会う女性と自分が蹴落としたウェイターとに関係があることを知ったにも関わらず、大したドラマがなかったんですよね。
ここで、ちょっとした人間ドラマがあると、もう少し深みが出たのではないかと・・・

また、主演のジョシュ・ルーカスが演じたディラン・ジョーンズも背景や心理描写がほとんど無かった為に、最後まで謎のキャラでした(^^;)
ちなみに、余談ですが、カート・ラッセル演じた元市長の前職が消防士と聞いて、ちょっと笑ってしまいましたw生き返ったのかな?と(;^_^A アセアセ・・・
最後に、コナー少年を演じたジミー・ベネット坊ですが、
「ホステージ」、
「ファイヤーウォール」、本作と災難続きだっただけに、次回作ではこれ以上の災難が起こらないことを願うばかりですw
『内容』1972年の名作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイク作品。
大晦日の夜、年越しパーティを北大西洋で開催していた豪華客船ポセイドン号。
そのポセイドン号が突如、巨大波に襲われ転覆してしまう・・・
『配役』ディラン・ジョーンズ/ジョシュ・ルーカス
ロバート・ラムジー/カート・ラッセル
マギー・ジェームズ/ジャシンダ・バレット
リチャード・ネルソン/リチャード・ドレイファス
コナー・ジェームズ/ジミー・ベネット
ジェニファー・ラムジー/エミー・ロッサム
クリスチャン/マイク・ヴォゲル
エレナ・ゴンザレス/ミア・マエストロ
マイケル・ブラッドフォード船長/アンドレ・ブラウワー
ラッキー・ラリー/ケヴィン・ディロン
マルコ/フレディ・ロドリゲス
レイノルズ一等航海士/カーク・B・R・ウォーラー
『監督』 ウォルフガング・ペーターゼン
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