
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
B-(演技3/演出2/脚本2/撮影2/音響3/音楽2/美術2/衣装3/配役2/魅力2/テンポ2/合計25)
『評論』
「蝶が羽ばたくと、地球の反対側では嵐が起こる」と例えられる、カオス理論を端的に表現した「バタフライ効果」を題材にした映画です。
「バタフライ効果」とは上述からもわかる様に、つまりは、初期条件の僅かな差が時間とともに拡大し、大きな差異を生み出すという効果です。
この映画の内容としては、6500万年前にタイムトラベルをし、直後に死ぬ予定の恐竜をハンティングするというツアーを生業にしている会社の話です。

そして、タイムトラベルにおいては、過去の事象を変えないように時間を制限し、擬似的な通路も作り出し、過去のありとあらゆる生物を殺さないように、持ち帰らないように管理しています。
ところが、ある日、アクシデントがおき、1.3gの何かを現在に持ち帰ってしまった為、その後の生態系に変化を及ぼし、「タイムウェイブ(進化の波)」が波紋のように徐々に広がり、未来を徐々に様変わりさせていくという話です。

発想自体は、ありきたりな話ながらも面白いと思いますし、個人的に大好物であるタイムトラベルネタとくれば、自然と評価も甘めになってしまうのですが、この映画は、それでも微妙でした。
「タイムウェイブ」により、生態系に変化をきたし、見たこともない生物が地上を横行するようになるとという所が、ある意味この映画の一番の見せ場な訳ですが、その見せ場が十分に描ききれていなかったのが一番痛かったと思います。

さらに、恐竜のCG、未来の街中を歩くシーンの街並みのCGがショボかったのも痛かったです。
ラストもひねりもなく、さらりと終わってしまうし・・・いろんな意味で残念でした。
もう少し、やり方を変えれば、もっと面白くて良い作品になっていたのではないでしょうか?
『内容』西暦2055年、タイムトラベルを利用したツアーが人気となった。
そのツアーにはガイドが同行し監視するのだが、ある時、ツアー終了後、異常気象が起こり、世界は徐々にその姿を豹変させていく。
ツアーの危険について解いていたソニア博士(キャサリン・マコーマック)の言葉を思い出したライヤー博士(エドワード・バーンズ)は事の真相を確かめる為に、ソニア博士と原因を確かめる事に・・・
『配役』トラヴィス・ライヤー博士/エドワード・バーンズ
ソニア・ランド博士/キャサリン・マコーマック
チャールズ・ハットン/ベン・キングスレー
スチュアート・オング
『監督』 ピーター・ハイアムズ
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