
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
B(演技3/演出3/脚本2/撮影3/音響3/音楽2/美術3/衣装3/配役2/魅力3/テンポ3/合計30)
『評論』
60を超えているだけあって、ハリソン・フォードは、もうすっかりお爺ちゃんって感じですね(^^;)
そのお爺ちゃんなハリソン・フォードにアクションをさせて、かつ活躍させるというのだから、無理があるのは当然な訳で、そこはあえて突っ込むのは酷ではないかと(^^;)
ただ、それを差し引いても、設定、展開なりに無理がありまくりで、どうも集中して観る事ができなかったのは残念でした。

コンピュータセキュリティを突いた銀行強盗という設定は、ありきたりなのですが、そこから話をいくらでも膨らませる事ができますし、あえて老体であるハリソン・フォードを使わなくても、もっと若くて伸び盛りの俳優を使ってみれば良かったのでは?という気もします。
しかし、脚本がショボいだけに、そこそこビッグネームの人間を起用しないと、元が取れないので仕方ない部分もあるとは思いますが・・・(^^;)

それに、せっかくコンピュータセキュリティを対象にしているのだから、無理にアクションにこだわるのではなく、バーチャルな攻防、すなわちサイバースペースに重点を置いて描いた方が面白かったような気が個人的にはします。
嘘っぱちのアクションよりもよっぽどリアリティがでるのではないでしょうか?
さてさて、ハリソン・フォードは置いておいて、悪役はポール・ベタニーが演じています。

このポール・ベタニー、個人的に、どうもちょっと間抜けな印象があるんですよね(^^;)
それに加えて、このポール・ベタニー演じたビルという犯人にも間抜けな部分が多々あって、例えば、ハリソン・フォード演じるジャックの家族構成からアレルギーのあるものまで調べているのに、肝心な銀行の端末機の移動日は調べていないですし、犬についているGPSも気付かない、

おまけに、脅すばかりで、殺すのは自分の部下ばかり・・・
本来は冷酷かつ冷静な犯人という設定なのでしょうが、どうも緊迫感を与えない犯人像を作り上げてしまったような気がします。
故に、一番の見せ所である、家族を連れ去られるシーンも迫力に欠けてしまいます。
ハリソン・フォードのファン以外はあまりお奨めではない映画だと思います。
『内容』勤務している銀行の合併話に頭を悩ますセキュリティ担当のジャック(ハリソン・フォード)は、ビル(ポール・ベタニー)という男から独立援助の話を持ちかけられる。そして、その帰宅時、ビルはいきなりジャックの車の後部座席に乗り込み、家族を人質にとったと脅迫する。
ビルの狙いは、銀行の1億ドルだった。
『配役』ジャック・スタンフィールド/ハリソン・フォード
ビル・コックス/ポール・ベタニー
べス・スタンフィールド/ヴァージニア・マドセン
ジャネット・ストーン/メアリー・リン・ライスカブ
ゲイリー・ミッチェル/ロバート・パトリック
ハリー/ロバート・フォスター
アーリン・フォレスター/アラン・アーキン
アンディ・スタンフィールド/ジミー・ベネット
ピム/ヴィンス・ヴィーラフ
トロイ・ギルバート
『監督』 リチャード・ロンクレイン
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