
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
A-(演技5/演出4/脚本4/撮影3/音響3/音楽2/美術3/衣装3/配役4/魅力4/テンポ3/合計38)
『評論』
個人的に、宗教色の強い映画って大好きですし、且つ、法廷映画にも目がないんですよ。
だから、この映画はとても面白く感じました。
欲を言えば、法廷のシーンがもう少し劇的であったり、優劣勢の対比だったり推移だったりを強調して描いて欲しかったなと。
ただ、そういうあからさまな演出がない方が、かえってリアリティが増すのも事実なのですが(^^;)

さてさて、この映画、一応ホラーなのですが、法廷をメインに話が展開していきますし、悪霊にとりつかれていたのか、精神的な疾患があったのかというものが、はっきりと解らないので、どちらにも取れるように作っているので、全然怖くありません。
ホラーが苦手な私でも、安心して観れました。
実は、内容を映画公開前のメイキング特集みたいなもので観ていた為、あらかた筋書きを知っていて、ホラー色があまり強くないのを知っていたんですよね(^^;)

もし知らなかったら、観るのにかなりためらいがあったのですが・・・
さてさて、この映画の中で軸になっているのが、悪魔の存在で、その存在を立証する事ができるのかというのが、大きなポイントになっています。
個人的には、悪魔という存在がいて、悪霊つきという現象があるという点においては、ある程度信じています。
昔から聖書をはじめいろいろな書物にも、そういう記述がありますし、このエミリーも悪魔祓いの最中、確かアラム語で会話している訳で、実際に取り付かれていたのではないかと思ったりします。

ただ、人が死後、幽霊になったり、前世や来世などというスピリチュアル的な事は一切信じていないのですが・・・(^^;)
この映画を観る上で、そういう悪霊の存在を信じているか、信じていないかという点は非常に大きなポイントになると思います、またそれによってこの映画の観方も変わってくると思います。
私の場合、ある程度信じているので、非常に面白く感じたのですが、或いは、全然信じていない人にとっては、逆につまらなく感じるかもしれません。

まぁ、いずれにしてもホラー映画目当てで観る作品ではなく、サスペンスや法廷ものとして観れば意外に楽しめるのではないでしょうか?
ちなみに、この映画で悪魔祓いの最中の録音テープがでてきますが、実際にそのテープはあるそうですね。
そして、監督がそのテープを実際に聴いた上で、この映画を作ったとか・・・
それにしても、エミリー・ローズを演じた、ジェニファー・カーペンターの迫真の演技には脱帽でした。
『内容』悪魔祓いの最中、命を落とした少女に対しての過失致死をめぐる実話。
女子大生であるエミリー・ローズ(ジェニファー・カーペンター)は、ある晩、恐ろしい体験をする。医師の診断を受け、入院したエミリーだったが、病院でも再び同様の体験をし、その際に悪霊が自分に取り付いたと確信し、ムーア神父(トム・ウィルキンソン)を頼る。ムーア神父もエミリーには悪霊がついていると確信し、悪魔祓いの儀式を行う。しかし、儀式は失敗。
エミリーは命を落としてしまう。
エミリーの死に対して過失致死罪を問われムーア神父だったが、ムーア神父の弁護を担当する事になったエリン(ローラ・リニー)により、徐々に真相が・・・
『配役』エリン・ブルナー/ローラ・リニー
ムーア神父/トム・ウィルキンソン
イーサン・トマス/キャンベル・スコット
エミリー・ローズ/ジェニファー・カーペンター
カール・ガンダーソン/コルム・フィオール
ブリュースター判事/メアリー・ベス・ハート
ミュラー博士/ケネス・ウェルシュ
ブリッグズ博士/ヘンリー・ツェーニー
アダニ博士/ショーレー・アグダシュルー
『監督』 スコット・デリクソン
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