
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』
B+(演技4/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術4/衣装4/配役3/魅力3/テンポ4/合計37)
『評論』
邦題が「悪女」ということで、どこまで悪い女なのか?それをリース・ウィザースプーンがどういう感じで演じているのか?というのが気になって観た作品です。
実際に、観てみて「悪女」というのとはちょっと違うのではないかと。
上流階級への憧れが強く、野心家ではあるのですが、きちんと人の心をもっている女性でしたし、ただ、自分の才能を利用して、自分を売り出したり、自らの美貌で男性を虜にしたりと、そういう様が噂となり、妬みや僻みという他者の不の感情が混じり悪名が知れ渡った為、「悪女」と言われるようになっていった訳で。

「悪女」というよりも、むしろ「悪女と呼ばれた女」という方が妥当な気がします。
ところで、このベッキーという女性がなぜ、こんなにも他人の目を引き、社交界で上り詰めることができたのでしょうか?
それは、当時の社交界において上流階級の人間というのは、世襲制が主な為、産まれた時より上流階級であり、努力だったり、自分を磨いたり、考えたりする必要がなかったんですよね。

その中で、自分の才能を知り、ずっと努力して磨き続けてきたベッキーというのは、新鮮な存在で、目を引くのは必至、しかも自分の才能を有意義に使うことで、短期間で上り詰めることができたという訳です。
ただ、最終的にはそれも長く続かず、没落してしまうのですが・・・
没落した後、富や名誉の無意味さなどを悟ったり、自分の愚かさに気づいたりするのであれば、良かったのですが、半ば自暴自棄となり、そのまま終わったのでは後味が悪いので、強引なハッピーエンドへの持っていく。これってアリなんでしょうか?

個人的には、なんか釈然としない終わり方でした。
結局、このベッキーという女性の本質は何も変わっていないのではないかと・・・ちょっと残念でした。
配役ですが、主演のリース・ウィザースプーンは良かったと思います。
美人というのは無理があるのですが、したたかに自分を売り込む様や巧みな表情など、このベッキーという女性に完璧になりきることが出来ていたと思います。
また、脇を固める各俳優陣達も良かったと思います。

ただ、登場人物やら設定が分かりづらい所は多々あったのですが・・・(^^;)
ちなみに、ベッキーの親友であるアミーリアに長年片想いする男性を演じたリス・アイファンズですが、個人的に
「ノッティングヒルの恋人」のスパイク役の印象が強い為、違和感を感じてしまいました(^^;)
一番、人間味のある役だったのですが・・・汗
『内容』時は19世紀初頭のイギリス、画家の父とオペラ歌手であるフランス人母との間に生まれたベッキー(リース・ウィザースプーン)は、自らの才能を駆使してロンドン社交界でのし上がっていく。
『配役』ベッキー・シャープ/
リース・ウィザースプーンスタイン侯爵/ガブリエル・バーン
アミーリア・セドリー/ロモーラ・ガライ
ウィリアム・ドビン/リス・アイファンズ
ジョージ・オズボーン/ジョナサン・リス=マイヤーズ
ピット・クロウリー/ボブ・ホスキンス
マチルダ・クロウリー/アイリーン・アトキンス
ロードン・クロウリー/ジェームズ・ピュアフォイ
オズボーン/ジム・ブロードベント
『監督』 ミーラー・ナーイル
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