
A+ 面白い
A ↑
A−
B+
B 普通
B−
C+
C ↓
C− つまらない
『評価』
B (演技3/演出3/脚本2/撮影4/音響2/音楽2/配役3/魅力2/テンポ2/合計23)
『評論』
独特の雰囲気と間、空気のある映画ですが、個人的にはなかなか面白かったと思います。
実は、宮崎あおい目当てで観た映画なのですが、殺し屋である永瀬正敏、岸部一徳、新井浩文のやり取りがメインで描かれていて、宮崎あおいはオマケ的な感じでした。
一応、キーパーソンではあるものの、そんなに重要というか必要ない気もしました。
ちなみに、殺し屋の岸部一徳、なかなか渋い演技でよかったと思います。個人的に、彼は赤川次郎原作、大林宣彦監督「ふたり」から影ながら注目しているのですが、彼の演じたキャラの中でも、この丸山という殺し屋、かなり格好良かったです。
彼が本来持っている独特な怪しい雰囲気と渋い演技この作品に非常にマッチしていて、良いアクセントになっていました。

また、丸山と行動を共にしていた若いチンピラを演じた新井浩文もなかなか良くて、コンビとして成立していたと思います。
主演である、永瀬正敏、宮崎あおいについては、問題なく安定した演技だったと思います。
さてこの映画のテーマでもある銃ですが、この映画中では、銃弾は銃を撃つ人間の感情によって色を変えるという風にしています。
すなわち、悲しい感情で撃った弾は青色、怯えて撃った弾は黄色、憎しみや復讐心で撃った弾は黒色、そして感情なしで撃った弾は地金の色。そして赤色の弾は、どういう感情で撃ったら撃てるのか?それが一種のテーマになっています。

上記の感情と映画のタイトルを踏まえて考えれば、誰でも容易に察する事ができるのですが・・・(^^;)
また、この作品の世界観を作る上で忘れてはならない一つに撮影の演出があると思います。
独特の技法というか、不思議な演出を行っていて、それがこの映画に現実離れした空気を吹き込んでいます。若干、その演出を使いすぎた部分もあったとは思いますが、結果的には、成功だったのではないかと・・・そういう点にも注目して観てみるのも面白いかもしれません。

最後に、丸山と且士がコンビを組んで殺し屋をやっていた際に、鼠という情報屋にだまされて12人の殺し屋と対峙することになったというエピソードがあるのですが、この映画の中では最後の2人との対決しか描かれていませんでした。
その2人がかなりパンチの効いている殺し屋で、面白かったのですが、できれば、12人全員との対決が観たかったなぁとw
映画自体にはいらないシーンなのですが・・・w
『内容』両親を無理心中で失った観幸(宮崎あおい)は、事故で怪我をした殺し屋である葉山田且士(永瀬正敏)に出会う。
且士が気を失っている間、彼の銃を盗んだ観幸。そして、その銃を取り戻す為に再び現れた且士。同じ空気をもった二人は、共に行動するようになるが、且士は彼の師である丸山(岸部一徳)とチンピラ(新井浩文)に命を狙われていた。
『配役』葉山田且士/永瀬正敏
小諸観幸/宮崎あおい
丸山定/岸部一徳
種田太志/新井浩文
長谷川医師/野村宏伸
葉山田明良/田辺誠一
門脇組長/荒戸源次郎
葉山田聖子/川合千春
女教師/伊佐山ひろ子
西園/土屋久美子
『監督』 渡辺謙作
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