
A+ 面白い
A ↑
A-
B+
B 普通
B-
C+
C ↓
C- つまらない
『評価』
B (演技4/演出3/脚本2/撮影3/音響3/音楽2/配役3/魅力2/テンポ3/合計25)
『評論』
個人的に、ジェット・リーが大好きなんですよ。
「キス・オブ・ザ・ドラゴン」を劇場で観た後なんて、鼻血を出してしまうくらい彼のアクションの虜なので、どうしても彼の作品に対しては甘くなってしまうんですよね・・・(;^_^A アセアセ・・・
ただ、そんなジェット・リー信者な私でも、この作品については、全てにおいて中途半端だったなというのが正直な感想です。

ストーリ的にもリュック・ベッソンらしい設定に展開なのですが、突拍子もない設定に対しての裏付けが中途半端、モーガン・フリーマンやケリー・コンドンとの絡みで人の温かみを知るという展開もベタ、且つモーガン・フリーマンが演じたサムも盲目のピアニストというベタなキャラ・・・
更には、ラストにおいても、すっきりしない中途半端な結末。
結局、あれはハッピーエンドなんでしょうか?

また、肝心のアクションシーンもパッとしないんですよね。
アクション自体、少ないのですが、強敵がいないが故に、ハラハラドキドキさせられず、見せ場もなく非常に残念でした。
今回の作品は、人間ドラマに重点を置いていた訳ですが、せっかくジェット・リー主演なんだから、少なくても密度の濃い彼らしいアクションが観たかったなと・・・
なんか、非常に不完全燃焼な感じがしました。

ただ、いつも同じような役ばかり演じるジェット・リーが珍しく、異色キャラを演じたということ。さらに、役になりきり好演していたお陰で、観ている側としても、43歳の彼が時折、5歳の子供のように観えるのは、流石でした。
モーガン・フリーマンも流石に味のある演技をしていて、そのネームバリューもあってか、盲目のピアニストというベタなキャラに対して、命を持たせることが出来ていたようには感じました。
ヴィクトリアを演じた、ケリー・コンドンも良かったと思いますし、ボブ・ホスキンスも良かったです。

各俳優達は良かっただけに、もう少し、脚本なりアクションなり改善すれば、より良い作品になるのではないかと・・・ちょっと残念でした。
それにしても、この映画で一番、面白く恐いのは、悪徳高利貸しバートじゃないですか?
ヤツの不死身っぷりには、「ダイハード」のブルース・ウィリスも苦笑いなんじゃないでしょうか?w
『内容』幼少より、悪徳高利貸しバート(ボブ・ホスキンス)に犬のように育てられ殺人機械と化したダニー(ジェット・リー)。
バートの命令で人を殺すことに対しても何の抵抗もないダニーだったが、ある日、盲目のピアニストであるサムと出会い、人の温もり、愛を知ることで、人としての感情を徐々に取り戻す。しかし・・・
『配役』ダニー/ジェット・リー
サム/モーガン・フリーマン
バート/ボブ・ホスキンス
ヴィクトリア/ケリー・コンドン
『監督』 ルイ・レテリエ
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