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【洋画】恋人はゴースト
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『評価』 
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(演技4/演出3/脚本4/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役4/魅力4/テンポ4/合計38)

『評論』
最近、良いラブコメ映画に出会わず、しかも、微妙にラブコメというジャンル自体、低迷しているような感じですよね。そんな中、リース主演の本作はずっと注目していて、先日、ようやく観る事ができました。
結果、かなり気に入ってしまいました。
内容や展開は、かなりベタベタですし、ラストもすぐに読めてしまいますし、逆に、読めない人はいないんじゃないでしょうか?w
ただそれでもやはり、こういうはっきりとした作りだったり、軽快なテンポ、要所要所の笑いどころ、涙を誘う展開など、ラブコメに必要な要素を全て兼ねそろえていた作品だったのではないかと思います。
加えて、ラブコメに必要不可欠である観ていて胸がキュンとなる展開もあり、久しぶりに、ラブコメ映画を観たな~という感じでした。
またゴーストという、これまたベタな設定の為、面白さが広がるというか、少々無茶な行動ができたり、インチキ霊媒師やゴースト・バスターズなどをつかって笑いも、ある程度とれるというのは良かったかもしれません。
さらに、マークが頼る霊感のあるオカルトショップの店員には、「バス男」で有名なジョン・ヘダーが扮していて、これまた、個性的なキャラで面白かったです。
もう少し、彼との絡みがあったら面白かったような気もしますが、あくまでメインは、二人の恋の行方という事もあり、これくらいの露出で良かったのかもという気もします。
さてさて、本作の主演は、前述でもあるようにリース・ウィザースプーンとマーク・ラファロ。
マーク・ラファロの方は最近、よく目にするのですが、正直、そんなに関心がなかったというか、気にしてなかったのですが、本作でリースとの相性も良く、ロマンスという点においてもコメディという点においても良かったと思います。
リースの方は、最近「悪女」「ウォーク・ザ・ライン」等で、どちらかというとシリアス系の演技が目立っていただけに、久しぶりに「キューティー・ブロンド」のような明るく生き生きとした彼女を観れて嬉しかったです。
劇中でもジョン・ヘダーが「こんな生き生きとした霊は初めてだ」という台詞を裏付けるかのように、明るくテンポ良くあの口調で捲し立てるリースは最高でしたw
けっこう、お奨めの一本ですので、機会があれば是非観てみてくださいね。

『内容』
最愛の妻を亡くしたデヴィッド(マーク・ラファロ)は、他人との関わりを避けるように、新しいマンションに越してから引きこもりの生活を送っていた。そんなある日、彼の家の中に突然エリザベス(リース・ウィザースプーン)が現れ、この家は自分の家だと主張する。
最初は、自分の妄想かと思っていたデヴィッドも、エリザベスの執拗な嫌がらせに耐えかね、霊媒師やゴースト・バスターズなどに、彼女を追い出すように依頼するのだが、次第にお互い心を通わせ・・・

『配役』
リース・ウィザースプーン
マーク・ラファロ
ディナ・スパイビー
ベン・シェンクマン
ジョン・ヘダー
イワナ・ミルセヴィッチ
キャロライン・アーロン
ロン・カナダ

『監督』  マーク・S・ウォーターズ

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2006.10.31 | 洋画 | COMMENT(2)
【洋画】レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語
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『評価』 
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(演技3/演出2/脚本2/撮影3/音響3/音楽3/美術4/衣装3/配役3/魅力2/テンポ2/合計30)

『評論』
コメディはコメディでも、ふざけ過ぎた映画ってあまり個人的に好きじゃないんですよね。
そういう訳で、本作もずっとスルーしていました(^^;)
ただ、ジム・キャリーものという事でDVDは家にあったのですが、観る気があまりしなかったので、知人にずっと貸していましたw
そして、このDVDが先日、手元に帰ってきたので仕方なく(?)観る事に・・・結果、やはり、あまり好みじゃありませんでした(;^_^A アセアセ・・・
内容だったり展開だったりというのは良いと思うんですよ。
小説が原作というだけあって、発想だったり展開だったりというのは魅力的でしたし、主人公であるボードレール3姉弟妹の個性的なキャラも良かったと思います。また、対するジム・キャリーも久しぶりにはっちゃけたというか、オーバーアクション&ギャグ&仮装王としてオラフ伯爵というキャラを楽しんでいたと思いますし、それが画面から強く伝わってきました。
ただ、全体的に中途半端な感じもしたんですよね。
タイトルにある不幸な出来事というのも、もちろん中途半端でしたし、それに伴う成長だったり兄弟の絆や結束の描写も中途半端な感じがしました。また、肝心の笑いだったり結末もあっけなく、ひねりがなくて中途半端でした。
あと、先日のレビュー作品「ブラザーズ・グリム」にも通ずるところがありますが、コメディ部を強調しているのに、両親の焼死だったり、おじさんおばさんの暗殺等、残酷な部分もあり中途半端に感じてしまいました。
それが、本作に対して、私があまり好みじゃないと思う最大の要因かなと(^^;)
ちなみに、個人的にジム・キャリーはどちらかというコメディ重視ではなくシリアスな方が好きなんですよね。
彼のリアクションだったり、ギャグだったりというのは好きなのですが、終始あの調子でやられると疲れちゃいます(^^;)
要所要所で良いアクセントとしてギャグだったり、リアクションだったりをとった方が、面白いですし観やすい気がします。
さてさて、本作の見所としてジム・キャリーの他に、主人公であるボードレール3姉弟妹もあげられると思います。発明の天才である姉のヴァイオレット、読書による知識が豊富な弟のクラウス、そして、かじるのが大好きで何でもかじってしまう末っ子のサニー。
彼等のその個性的なキャラも魅力的だったと思います。
ただ、彼等のその個性も完全に本作では活かしきれていなかったのではないかと?
もう少し、この兄弟達の能力を本作に絡める事ができていたら、更に面白くなったのではないでしょうか?
ちなみに、長女であるヴァイオレットを演じたエミリー・ブラウニングですが、とてもキュートでした。彼女は、「ゴーストシップ」にも出ていて、その時は特に何も感じなかったのですが、本作では華があり存在感があり、今後が非常に楽しみだと思いました。
末っ子のサニーも可愛かったですね。サニーを演じたのは、カラ・ホフマンとシェルビー・ホフマンの双子の姉妹。双子の姉妹といえば、「フルハウス」のオルセン姉妹を連想してしまいますが、今後どうなるんでしょうか?(^^;)心配でもあり楽しみでも有りますね。
ちなみに、本作にはダスティン・ホフマンもちらっとでていましたが、サニー役を演じたホフマン姉妹とは特に関係はないようです。

『内容』
自宅が全焼し両親が焼死してしまったボードレール3姉弟妹は、孤児になってしまい、遠縁であるオラフ伯爵(ジム・キャリー)に引き取られる。しかし、オラフ伯爵はボードレール3姉弟妹の遺産が目当てだった・・・

『配役』
オラフ伯爵|ステファノ|シャム船長/ジム・キャリー
レモニー・スニケットの声/ジュード・ロウ
クラウス・ボードレール/リーアム・エイケン
ヴァイオレット・ボードレール/エミリー・ブラウニング
ミスター・ポー/ティモシー・スポール
ストラウス判事/キャサリン・オハラ
モンティおじさん/ビリー・コノリー
刑事/セドリック・ジ・エンターテイナー
禿げ男/ルイス・ガスマン
白い顔の女性/ジェニファー・クーリッジ
白い顔の女性/ジェーン・アダムス
ジョセフィーヌおばさん/メリル・ストリープ
サニー・ボードレール/カラ&シェルビー・ホフマン
ダスティン・ホフマン

『監督』  ブラッド・シルバーリング

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2006.10.31 | 洋画 | COMMENT(4)
【洋画】GOAL! STEP1
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『評価』 
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(演技3/演出4/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力4/テンポ3/合計35)

『評論』
サッカー映画ってベースボール映画に比べて量も質も全然良くないイメージがあるんですよね。
それだけに、本作についても全然期待していなかったですし、借りる気もそんなになかったのですが、行きつけのレンタルビデオショップが、セールをやっていまして、格安の値段だったので、借りてみました。
個人的に、サッカーが大好きだというのもありますが、期待していなかったせいか、想像以上に面白かったです。
ストーリーとしては、ありがちな話で、展開もベタなのですが、父と子、そして家族との絆の物語もあり、恋人との物語、そしてプロという世界に飛び込んだ選手の苦悩だったり、焦りだったりも比較的きちんと描けていたのではないかと思います。
また、イングランド・プレミアリーグで撮影されただけあって、本場のスタジアムの臨場感がありサッカーとしてのリアリティが増しているのも良かったと思います。
ただ、主人公が技術的にずば抜けた才能を持っているというのが、画面を通して伝わってこなかったですし、FKだって最後のあの局面で何故蹴らしてもらえるのか?FKは得意なのか?というのも不明でした。
劇中のシュート練習をみる限り、FKが得意なようには観えないのですが・・・(^^;)
しかも、一番不思議だったのは、主人公の父がロサンゼルスにいて、息子の試合をバーで観戦するのですが、何故、ニューカッスルのホームでもないのに、あんなに熱狂的なファンが集まっているのか謎でした(^^;)
あれは、ちょっと良い様にやり過ぎなのではないかとwまぁ、他にも突っ込みどころ満載なのですが、単純にサッカーサクセスストーリーとしては、アリなのではないかと思います。
本作は、皆さんもご存知のように全三部作なのですが、サンティアゴの今後が気になりますし、次作も観たいという気になりました。
ちなみに、次作である「GOAL!2」は、今秋公開予定でしたが、製作の遅れに伴い2007年に公開延期したらしいですね。
「GOAL!2」では、主人公のサンティアゴがレアル・マドリードに移籍して活躍するという話のようですが、ジダンやラウール、ベッカム達とどういう風に絡むのかも楽しみですね。
本作でも、ジダン、ラウール、ベッカムは出演していて若干、会話をしたのですが、それが二作目へとどのように活きるのかというのも興味深いと思います。
ちなみに、それぞれ吹き替えを、宮迫博之、ワッキー、藤井隆が担当していたのですが、痛すぎるくらい下手でしたw
もしも次作で彼等の絡みが多いのであれば、吹き替えの担当は替えて欲しいものです(^^;)

『内容』
メキシコからアメリカへの不法移民であるサンティアゴ(クノ・ベッカー)は、働きながらプロサッカー選手になるのを夢見て地元のアマチュアクラブに所属していた。
そんなある日、彼の試合をたまたま目にした元スカウトのグレン・フォイ(スティーブン・ディレイン)は、サンティアゴの類まれな才能に感銘を受け、昔自分がスカウトとして働いていたイングランド・プレミアリーグの名門ニューカッスルの監督に話をもちかける・・・

『配役』
サンティアゴ・ムネス/クノ・ベッカー
グレン・フォイ/スティーブン・ディレイン
ガバン・ハリス/アレッサンドロ・ニボーラ
ショーン・パートウィー
アンナ・フリエル

『監督』  ダニー・キャノン

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2006.10.30 | 洋画 | COMMENT(10)
【洋画】ブラザーズ・グリム
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『評価』 
B

(演技3/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽2/美術3/衣装3/配役3/魅力2/テンポ2/合計30)

『評論』
マッド・デイモンに、ヒース・レジャー、そしてモニカ・ベルッチ。
それに加えて、監督はテリー・ギリアム。
これだけでも話題になりそうな気がするのですが、そんなに話題にもならなかったですよね。
ちなみに、こういう系統の映画ってうちのカミさんが大好きなんで、レンタル開始から観よう観ようと言われていたのですが、評判等も芳しくなかったので、なんだかんだと理由をつけてスルーしていました(^^;)
結局、WOWWOWで放映があることを知り、これは良い機会だと思い、夫婦で鑑賞した次第です。
結果、評判どおりの出来かなと・・・
ただ、全然期待していなかった分、それなりに楽しむ事は出来ました。
この映画の世界観も「スリーピー・ホロウ」等の映画に通ずるところがあり嫌いじゃないですし、コメディのようなノリもそれなりに良かったと思います。
ただ、軽いコメディタッチに描かれているところもあれば、それに相反して残酷な場面も多々あり、なんか中途半端な感じがしたのも事実です。
そこら辺は個人的に、あまり好ましくなかったです。
また、グリム童話を寄せ集めて、それを都合の良いように組み立てたストーリー、ラストのあっけなさ、数々の矛盾点や疑問点などを考えると、チープなB級映画という気がしたのも事実です。
さて本作の主演は前述にもありますが、マッド・デイモンとヒース・レジャー。
ちなみに、個人的に、ヒース・レジャーが兄役だと思っていました。
確かに、マッド・デイモンの方が10歳くらい年上なんですが、ヒース・レジャーの方が頼りがいがあるように思えるんですよ。
なんか、マッド・デイモンって「リプリー」の時の海パンにハイソックス&革靴姿のイメージが強くて・・・(^^;)
故に、本作を観始めた直後は、若干違和感があったのですが、途中からは、マッド・デイモンのリーダーシップさが良かったのか、ヒース・レジャーのがり勉メガネ演技が良かったのか、違和感はなくなりました。
あと、モニカ・ベルッチの出番を期待していたのですが、結局登場シーンは、極僅か・・・
ちょっと、残念でした(^^;)

『内容』
「グリム童話」でお馴染みのグリム兄弟を主人公にしたファンタジー映画。
19世紀のドイツ。ウィル(マット・デイモン)とジェイコブ(ヒース・レジャー)のグリム兄弟は各地を旅しながら、その地方で恐れられている伝承などを元に、悪魔祓いと称して詐欺を働いていた。
そんなある日、ドイツに駐留していたフランスの将軍ドゥラトンブ(ジョナサン・プライス)に捕まり、ある村で起きている少女失踪事件の調査とその裏に隠されている陰謀を調査するように命じられる。

『配役』
ウィル・グリム/マット・デイモン
ジェイコブ・グリム/ヒース・レジャー
鏡の女王/モニカ・ベルッチ
ドゥラトンブ/ジョナサン・プライス
アンジェリカ/レナ・ヘディ
カヴァルディ/ピーター・ストーメア
ヒドリック/マッケンジー・クルック
リチャード・ライディングス
ロジャー・アシュトン=グリフィス
ローラ・グリーンウッド

『監督』  テリー・ギリアム

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2006.10.25 | 洋画 | COMMENT(4)
【邦画】ALWAYS 三丁目の夕日
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『評価』 
A-

(演技4/演出3/脚本4/撮影4/音響3/音楽4/美術4/衣装4/配役4/魅力3/テンポ3/合計40)

『評論』
あれだけ話題になりましたし、評判も上々、レビューもして欲しいとのリクエストもあって観ようと思っていたのですが、諸事情により観るのが遅れてしまいました。
先日、やっと本作を観る事が出来たのですが、期待しすぎていたせいか、心温まる良い映画だとは思うのですが、期待したほどの作品ではなかったというのが正直なところです。期待が大きすぎたというのもありますが(^^;)
本作は、昭和30年代の所謂、古き良き時代の有り様を映像化している作品で、その時代の記憶がある方にとっては、非常に懐かしい作品だと思います。それに、我々が忘れてしまった、人と人との繋がりというものを思い出させてくれる作品だったと思います。
本作の登場人物達は皆、言葉は乱暴だったり、行動が粗雑だったりするのですが、心は温かく、いつも喧嘩しているのに困った時にには相談できたり、助けあったり、そういう人と人との基本的なコミュニケーションが上手くとれているんですよね。
現在社会においては、近所でのコミュニケーションなんて田舎の方に行かないとないですし、近所間で揉めて殺人にまで発展する殺伐とした世界。
本作がヒットしたのも、こういう現在社会において、昔の人との繋がりに対して懐かしんだり、憧れたり・・・現在に生きる人々が望んでも手に入らないものが、そこにあるからではないでしょうか?
物語の内容自体は、当時の日常をモデルとしているので、他愛もない出来事だったり、解りやすいベタな展開だったり、演出だったりと、個人的には、いまひとつ何かが足りない気もしたのですが、人と人との繋がりだったり、本来人の持つ心の温かさを描くという点においては、これで良かった気もします。
俳優陣も個性豊かで、吉岡秀隆、堤真一を始め、薬師丸ひろ子、三浦友和、さらには堀北真希や小雪など観ていて飽きなかったです。
吉岡秀隆は、ああいう情けない役をやると、「男はつらいよ」のみつおを思い出してしまうのですがw
後、堤真一や薬師丸ひろ子、小雪の演技も良かったと思いますが、掘北真希には正直驚きました。
ドラマを観る限り演技力なんてないと思っていたのですが、本作での六子役は素晴らしかったと思います。
東北出身じゃないので判断できないのですが、彼女の東北弁もそれらしく聞こえて好感が持てましたし、田舎くさい必死さというか懸命さも伝わってきて、見直しました。
期待し過ぎて観ると、ちょっとがっかりするかもしれませんが、あまり期待せずに観たら、想像以上に面白く感じる作品ではないでしょうか?

『内容』
ビッグコミックオリジナル連載の「三丁目の夕日」実写映画版。
昭和33年、東京下町の夕日町3丁目に暮らす様々な人々の日常を描いた作品。
自動車工場鈴木オートを経営する鈴木則文(堤真一)は、新しい従業員である星野六子(堀北真希)を迎えたが、両者に誤解がありもめてしまう。その後、誤解も解け、すっかり家族の一員となった六子だったが、盆になっても帰省しようとせず、正月も・・・
一方、作家志望で駄菓子屋を営む茶川竜之介(吉岡秀隆)は、行きつけの小料理屋の女将ヒロミ(小雪)から子供を託される・・・

『配役』
茶川竜之介/吉岡秀隆
石崎ヒロミ/小雪
鈴木則文/堤真一
鈴木トモエ/薬師丸ひろ子
星野六子/堀北真希
宅間史郎/三浦友和
大田キン/もたいまさこ
古行淳之介/須賀健太
川渕康成/小日向文世
精肉店・丸山/マギー
自転車屋・吉田/温水洋一
電気屋/木村祐一
氷屋/ピエール瀧
郵便配達/神戸浩
宅間の妻/麻木久仁子
古行和子/奥貫薫
静夫/石丸謙二郎
不動産屋/松尾貴史
秘書・佐竹/小木茂光
劇場支配人/益岡徹

『監督』  山崎貴

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2006.10.24 | 邦画 | COMMENT(10)
【洋画】バタフライ・エフェクト
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『評価』 
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(演技5/演出5/脚本5/撮影4/音響4/音楽4/美術5/衣装4/配役5/魅力5/テンポ4/合計50)

『評論』
ついに、当ブログである「ハサウェイのシネマ!シネマ!シネマ!」もお陰さまで200本目のレビューと相成りました。さて、そんな記念すべき200本目のレビュー作品は、兼ねてからお伝えしていました「バタフライ・エフェクト」をご紹介します。
この作品、賛否両論あるのですが、私のお気に入りの一本です。個人的に、タイムスリップ、トラベル、パラドックスのような時間関係の映画って大好きなのですが、それらの中でも、本作はかなり面白かったと思います。
さて以前、「サウンド・オブ・サンダー」のレビューの中でもご紹介しましたが、本作のタイトルでもある「バタフライエフェクト(効果)」とは、「蝶が羽ばたくと、地球の反対側では嵐が起こる」と例えられる、カオス理論を端的に表現したものです。
つまり、初期条件の僅かな差が時間とともに拡大し、大きな差異を生み出すという効果で、本作の場合、主人公であるアシュトン・カッチャー演じるエヴァンが、ある定められた過去に戻り、過去の事象を変えてしまうことで、現在の状況が一変してしまうという本作の内容をよく表しています。
さて前述で「ある定められた過去に戻り」と書きましたが、エヴァンが過去に戻る際には、ルールがあります。それは、幼い時より一時的に記憶を失うという病気を持っていたエヴァンですが、実はその一時的に失っていた記憶こそ、現在と過去を結ぶ、一種のワームホールのようなものであり、その場面にのみ戻ることが可能な訳です。
エヴァンは、記憶障害という理由の元に日々、日記をつけていたのですが、日記中の記憶を失う前までの過去の記述を読むと自然と過去に戻ることができるという次第です。
また、失った記憶の直前までを思い出す手段としては、日記以外にも、アルバムなり、家庭ビデオなども有効のようです。とすれば、普通に、自らの記憶を辿っても有効な気もしますが、どうなんでしょうか?
ちなみに、エヴァンの父も同様の能力を持っていて、その能力のせいで、エヴァンの幼い頃精神病院に入れられていました。どうやら、エヴァンの一族には、無意識、あるいは潜在意識中でワームホールのようなものを作る能力があるようです。
さて、ここまでの内容では、普通にタイムスリップできる楽しいストーリのようですが、実は正反対で、本作には、児童ポルノ、虐待、暴力、売春、麻薬などの数々の負のテーマが織り込まれており、エヴァンの戻る過去や、軌道修正したことで生じる弊害などと絡めて密接に描いています。
なかでも、幼馴染のケイリー、トミー、レニーが非常に密接に関係していて、エヴァンが過去を変えた事で、ケイリーが学園のアイドルになったり、売春婦になったり、自殺したり・・・トミーがボランティア家になったり、少年院入りしたり・・・レニーは精神崩壊したり、楽しい学園生活を送っていたり・・・
ただ、良かれと思って変えた過去においても、現在に戻ると、どこか弊害があったり望んでいなかったりする部分があって、上手くいかないんですよね。
結局、最後にある選択をするんですが・・・
ちなみに、本作は劇場版とDC版(ディレクターズカット)があり、結末が異なります。
ここからはネタバレになりますが、劇場版では、ケイリー、トミー家族と出会った際のホームパーティのビデオを観て過去に戻り、友達にならないようにします。
そうする事で、ケイリーとトミーの両親が離婚した際に、二人は母方に引き取られ、正しく成長していきます。
ケイリーが父方に引き取られたのは、エヴァンと別れたくなかったという理由があって、トミーはそんなケイリーと離れ離れになりたかったという理由があったんですよね。
またDC版では、自分の生まれる出産時のビデオを観る事で、自分自らが生まれて来ないという選択をします。
その複線として、DC版では母親が2度出産に失敗しているという話が盛り込まれています。
両方、かなり切ないラストなのですが、個人的にはDC版の方が良かったような気がします。
いずれにしても、個人的にはかなりお奨めの一本です。
それにしても、好きな映画だけに200本目までレビューを取っておいたのですが、いざレビューを書くとなると全然上手くかけないもんですね(;^_^A アセアセ・・・

『内容』
幼い時より、一時的に記憶を失ってしまう事がしばしばあるエヴァン(アシュトン・カッチャー)だったが、ある時、その失われた記憶の時期に飛べる能力があることに気付く。
過去の出来事に遡り、過去を変えることで、未来の自分が変わり・・・

『配役』
エヴァン・トレボーン/アシュトン・カッチャー
ケイリー・ミラー/エイミー・スマート
トミー・ミラー/ウィリアム・リー・スコット
レニー/エルデン・ヘンソン
アンドレア・トレボーン/メローラ・ウォルターズ
ジョージ・ミラー/エリック・ストルツ
ジェイソン・トレボーン/カラム・キース・レニー
サムパー/イーサン・サプリー
エヴァン(13)/ジョン・パトリック・アメドリ
ケイリー(13)/アイリーン・ゴロヴァイア
トミー(13)/ジェシー・ジェームズ
レニー(13)/ケヴィン・シュミット
エヴァン(7)/ローガン・ラーマン
トミー(7)/キャメロン・ブライト

『監督』  エリック・ブレス、J・マッキー・グルーバー


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2006.10.23 | 洋画 | COMMENT(30)
【洋画】オリバー・ツイスト
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(演技4/演出3/脚本3/撮影4/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計35)

『評論』
この手の映画って、なかなか観るのに「観るぞ!」という気合がいるんですよね。
そういう訳で、観よう観ようと思っていたものの、なかなか重い腰を上げれず、ようやく観たという感じです(^^;)
ただ、観始めると本作の映像や時代背景に味があって、独特の世界観を作り出していて、割と観やすかったと思います。
この映画を観始めた際、当初こういう物語にありがちな、純粋な少年がどんな苦境にあってもたくましく生きていく内容だと思っていたのですが、ちょっと違い、純粋無垢な少年というスタンスは残しつつも、どちらかという受け身というか、成り行きというかに流されていくという内容でした。
これはオリバーの純粋無垢さと強調したが故に、こういう内容になったと思うのですが、個人的には、もう少し積極的というか、たくましく前向きに行動する姿勢があっても良かったのではないかと思います。
また、彼をとりまく人物達も、いまいちキャラクタが弱かったというか、個性だったり性格だったり、背景付けが甘かったように思います。
例えば、ベン・キングスレー演じたフェイギンですが、オリバーともう少し深く繋がっているという描写があれば、最後の面会も活きたのではないかと思いますし、ドジャー少年やナンシーももう少し彼等の心理描写をしてやることで、何かアクションを起こせたのかもしれないのではないでしょうか?
その辺りが、ちょっと勿体無かった気がしました。
ただ、個人的にラストのフェイギンとオリバーの面会シーンは良かったと思います。
あのシーンがあることで、オリバーの純真さが際立ち、且つ、オリバーの今後に期待が持てるんですよね。
しかしながら、個人的にはそこで終わるのではなく、ドジャー達のもとに戻って、自分自身の環境を受け入れた上でたくましく生きて欲しかったなという気もします。
そうすることで、本作の中では、常に受け身だったオリバーの成長が描けたのではないかと・・・
ちなみに、本作は、「戦場のピアニスト」でも有名なロマン・ポランスキー監督の作品です。
彼については、いろいろとありますが言及は避けたいと思います。それにしても、ポランスキー氏はこういう時代背景の作品って得意ですね。
また、配役ではベン・キングスレーがフェイギンという悪党を演じていたのですが、その小汚いメイクのせいか、全然気付きませんでしたw
主役のオリバー・ツイストを演じたのバーニー・クラーク少年。綺麗で可愛い少年でしたね(^^;)
ちなみに、リース・ウィザースプーン主演の「悪女」では、可愛すぎるというのを理由に落選したのだとか・・・なるほど、納得(^^;)

『内容』
19世紀のイギリス。孤児として育ったオリバー・ツイスト(バーニー・クラーク)は、9歳で救貧院に入り労働させられる事に。
一日に与えられるのは一杯のお粥のみ。孤児たちを代表しておかわりを申し出るのだが、危険人物とみなされ葬儀屋に奉公に出されてしまう。
奉公先でも理不尽ないじめに遭い、遥かロンドンを目指して逃げ出してしまう。
なんとかロンドンに辿り着いたオリバーは、ドジャー(ハリー・イーデン)というスリの少年と出会い、彼等の隠れ家であるフェイギン(ベン・キングズレー)の家に・・・

『配役』
オリバー・ツイスト/バーニー・クラーク
フェイギン/ベン・キングズレー
アートフル・ドジャー/ハリー・イーデン
ビル・サイクス/ジェイミー・フォアマン
ブラウンロー氏/エドワード・ハードウィック
トビー・クラキット/マーク・ストロング
ナンシー/リアン・ロウ

『監督』  ロマン・ポランスキー

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2006.10.20 | 洋画 | COMMENT(10)
【邦画】スクラップ・ヘブン
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『評価』 
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(演技3/演出2/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力2/テンポ2/合計30)

『評論』
李相日監督の「69 sixty nine」がなかなか面白かったので、その次の作品である本作を観ました。
前作である「69 sixty nine」では、60年代の若者を描き、女子にもてたい、楽しく生きたい、目立ちたいという若い時期に誰しもが思う点にスポットをあてて明るく、コミカルに描いていました。
それに対し、本作は、現在の若者が感じる、むかつき、諦め、焦燥、絶望、妥協などの点に着目してシニカルに描いた作品です。
前作が陽だとしたら、本作は陰というような、どちらかというと対照的な作品です。
さて本作では、3人の若者を軸にストーリが展開していきます。現在の自分に対して、諦めだったり焦燥を感じ自信を失い、自分や周りの社会を変えたいと思う加瀬亮演じるシンゴ。
自由奔放に生きながら地下鉄サリンの被害で心を病んでしまった父親を持ち、どうにもならない怒りや諦めを感じているオダギリジョー演じるテツ。
そして、義眼というハンデを抱えて世の中全体に対して憎しみや絶望を感じている栗山千明演じるサキ。
シンゴとテツは、「世の中に想像力を植えつける」というテーマをもって、復讐請け負い屋を始めるのですが、当初は、可愛らしい悪戯程度の事で、それなりに二人は楽しんでいたのですが、テツの父親の死をきっかけに、暴走しとんでもない事態に陥ってしまいます。
そして、ぎりぎりの境界線の上で綱渡りをしていたテツは、境界線を越えてしまい、シンゴは最後のところで境界線を越えずに留まります。
栗山千明演じるサキについては、不明ですが、恐らく、シンゴのお蔭で踏みとどまったのではないかと・・・
若者なら誰しもがもっている諦め、焦燥、怒り、絶望等を上手く表現しているので、同年代の若者や、それ以上の年代も共感できる部分が非常に多いのではないでしょうか?
大抵の人は、未来に対して諦めだったり絶望だったり、あるいは折り合いをつけて妥協しているのではないでしょうか?
本作では、想像力が起爆剤となりマイナスの方向へと向かってしまいましたが、或いは、プラスの方向に転じる場合もある訳で、想像力を持つ事で、現状を打破できたり、未来に対して希望を持てたりすることも可能です。それが、一番本作で伝えたかったのかな?と感じました。
ちなみに、本作の前半部はテンポも良く、「69 sixty nine」にも通じて、痛快な感じがするのですが、後半部は内面的な描写が多かったり間を多用しすぎた点からテンポが悪く、単調な感じになってしまったように思います。
後半部をもう少し改善したら、もっと見やすくなるのではないかと・・・

『内容』
「正義の味方」を夢見て警察官になったシンゴ(加瀬亮)だが、実際はデスクワークばかり。
ウンザリしていたシンゴだったが、ある日、偶然乗っていたバスがバスジャックされる。
千載一遇のチャンスなのだが、結局、手も足も出ずに犯人は持っていた拳銃で自殺してしまう。
その3ヶ月後、偶然街でバスジャック事件の際、バスに乗り合わせていたテツ(オダギリジョー)と再開。意気投合した彼等は、「想像力」をテーマに復讐請け負い屋をはじめるのだが・・・

『配役』
粕谷シンゴ/加瀬亮
葛井テツ/オダギリジョー
藤村サキ/栗山千明
光石研
森下能幸
田中哲司
鈴木砂羽
山田辰夫
柄本明
眞島秀和
榊英雄
中村靖日
佐藤佐吉
水木薫

『監督』  李相日

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2006.10.19 | 邦画 | COMMENT(4)
【洋画】ゲス・フー/招かれざる恋人
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『評価』 
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(演技3/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役4/魅力4/テンポ3/合計35)

『評論』
結婚の許しを得るべく、彼女の両親に会いに行く。そして、一波乱ありながら、最後は打ち解けハッピーエンド。この手の映画って本当に多いですよね(^^;)
しかも、この映画はシドニー・ポアチエ、キャサリン・ヘップバーン等が出演した1967年の「招かれざる客」のリメイク作品みたいですね。
私は、この映画については未見なのですが、内容としては、黒人医師と白人女性が結婚を誓い、白人女性の実家を訪れるという内容のようです。
当時は、現在に比べ人種問題の壁が厚かっただけにある意味、衝撃的な作品だったようです。
それに比べて、本作は、人種問題としての衝撃がほとんどない為、人種問題をメインのテーマとしているのではなく、普通の婿と義父とのやり取りをメインに持ってきていて、この手の映画と、そんなに変わらない内容です。
また、オリジナルの黒人男性と白人女性という設定に対し、本作は、白人男性であるアシュトン・カッチャー演じるサイモンが、黒人女性であるゾーイ・サルダナ演じるテレサと結婚する為に、彼女の実家を訪れる内容で、設定が逆転しています。
ただ、人種間の問題についてそんなに深く掘り下げていないですし、全体的にコミカルで軽い感じに仕上がっているので非常に観やすい作品ではないでしょうか?
アシュトンのちょっと馬鹿でコミカルな演技に、バーニー・マックの大げさな演技。
それらが重なって、テンポもよく笑えてしまうのも本作の魅力のひとつだと思います。
実は、本作を観たのはアシュトン・カッチャー目当てでして、恋人の父親にバーニー・マックって大丈夫なのか?という感じで観始めたのですが、これが意外にあっていて、途中からは二人のやり取りに楽しませてもらいました。
さてさて、アシュトンの演技ですが、「バタフライ・エフェクト」等のような知的&シリアスな演技ではなく、どちらかというと「ゾルタン★星人」のような、ちょっとお馬鹿なコミカルな感じの演技でした。
彼のシリアスな演技もなかなか良いと思いますが、個人的には、ちょっとお馬鹿なキャラを演じる方が好きなので、評価もちょっと甘めになっちゃいましたw
ちなみに、本作ですが、「ミート・ザ・ペアレンツ」に近い感じがします。
ただ、「ミート・ザ・ペアレンツ」に比べて、毒気が少なく、ラストも本当にハッピーな感じで、後味も良かったです。

『内容』
愛する恋人テレサ(ゾーイ・サルダナ)と同棲中のやり手証券マンのサイモン(アシュトン・カッチャー)は、彼女との結婚を考え、彼女の両親に会いに行くことに。
丁度、テレサの父パーシー(バーニー・マック)は銀婚式のパーティの準備に大忙しだった。

『配役』
パーシー/バーニー・マック
サイモン/アシュトン・カッチャー
テレサ/ゾーイ・サルダナ
マリリン/ジュディス・スコット

『監督』  ケビン・ロドニー・サリバン

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2006.10.18 | 洋画 | COMMENT(2)
【洋画】ステイ
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『評価』 
B+

(演技4/演出3/脚本3/撮影4/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役4/魅力3/テンポ3/合計36)

『評論』
ユアン・マクレガーにナオミ・ワッツ、それにライアン・ゴズリング出演の映画なのに、そんなに話題にもならずB級扱いの本作。
駄作だったらどうしよう、つまらなかったらどうしようという不安いっぱいの気持ちの中、ナオミ・ワッツとライアン・ゴズリングに惹かれて鑑賞することに・・・(^^;)
鑑賞してみて、なるほど、これは評価の分かれる作品だなと思いました。個人的には、なかなか面白かったと思うのですが、オチが禁じ手とも言えるだけに、苦手な人も多いのではないかと(^^;)
ただ、禁じ手を使っているものの、映画の端々に置いた数々の複線がラストに繋がっているので、個人的には許されるのではないかとも思います。
さて、本作の内容ですが、本作の予告だけを観て個人的に、ユアン・マクレガー演じるサムとライアン・ゴズリング演じるヘンリーは同一人物、或いは、逆転しているのではないかと予想していました。
また、本作の最初の方で、ユアンとライアンが会話しながら歩く他愛のないシーンがあるのですが、一瞬にして彼等の配置が逆転しているのを発見して、それが確信に変わったのですが、どうやらそれは早とちりだったようです(^^;)
ある意味、その考え方は間違ってなかったとも言えるのですが・・・
それを説明する為には、ネタバレする必要があります。という訳で、ここからネタバレありですw
実は、本作の内容は全て、事故にあったヘンリーが死ぬ直前に観た幻です。
事故現場に居合わせた人々が、ヘンリーの幻の中の登場人物であり、配役はすべてヘンリーの妄想です。
さらに、死ぬ直前のヘンリーに一番関わった人物で、偶然その場に居合わせたユアン・マクレガーとナオミ・ワッツに対して同調し、執着して彼等に自分を投影させているんですよね。
ユアン・マクレガーに対しては、自らの信頼する人間であったり、またヘンリー自身の客観的な部分を投影させていたのではないかと思います。ナオミ・ワッツに対しては、自らの職業だったり、精神的に不安定的なとこだったり、ヘンリー自身の主観的な部分を投影させていたのではないでしょうか?
そういった意味でも、幻の中のユアンやナオミは、ヘンリー自身だといっても過言ではないと思います。
また、本作中で、数々の意味の解らない言葉だったり、人物だったりが登場して、それらがある意味複線となっているのですが、全ては最後の現実世界、つまりヘンリーの事故現場にリンクしています。
幻オチにしては、なかなかよく考えられていたのではないかと思います。テンポも淡々としていて、展開も解りづらい為、鑑賞しにくい映画かもしれませんが、個人的には面白かったです。
ユアン・マクレガーの演技も良かったのですが、やはり本作においてはライアン・ゴズリングの演技が光っていました。
どこかしら影があり、憂いを帯びていて、かつ根暗っぽい演技が、彼の演じたヘンリーというキャラと、本作の雰囲気にマッチしていたと思います。

『内容』
精神科医であるサム(ユアン・マクレガー)は、同僚のベスよりヘンリー(ライアン・ゴズリング)という患者を任される。
聞こえるはずのない声が聞こえるというヘンリー、彼は3日後の真夜中に自殺すると予告した・・・

『配役』
サム/ユアン・マクレガー
ライラ/ナオミ・ワッツ
ヘンリー/ライアン・ゴズリング
レオン/ボブ・ホスキンス
ベス/ジャニーン・ガロファロー
レン/B・D・ウォン

『監督』  マーク・フォースター

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2006.10.17 | 洋画 | COMMENT(8)
【洋画】アンダーワールド:エボリューション
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『評価』 
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(演技3/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計33)

『評論』
前作の出来が解っていたので、そこまで期待せずに、それなりに期待して観ました(^^;)
ちなみに、本作は、もちろんDVD化されてから、再度前作と共に続けて観たんですよ。
そういう訳で、本作にもすんなり入る事ができて、なかなか良かったと思います。
当たり前ですが、こういう続きものの映画って内容が独立していたとしても、続けてみる事によってその映画の世界にすんなり入っていけたり、細かいリンク点だったりを発見できて面白いと思います。
ただ、時間的な余裕が必要ですがw
さて前作では、ヴァンパイアとライカンスロープの戦いの起源と、ケイト演じるセリーンのヴァンパイアとしての起源と復讐を描いていたのに対して、本作ですが、ヴァンパイアやライカンスロープ自体の起源について描いています。
もちろん、ちょっと強引ですが、ケイトの過去についてもリンクさせています(^^;)
展開事態は、続編という事もあり、ちょっと強引な点や独創性にかける点がありますが、前作の世界観だったり、設定だったりをうまく活かして、ある程度自然な流れで描けていたのではないかと思います。
個人的には、もう少し、ヴァンパイアの祖であるマーカスとライカンスロープの祖であるウィリアムの物語を掘り下げて欲しかったなという気もしますが、主演はケイトですし、尺の都合もあり、これが限界かな?という気もします(^^;)
それにしても、ちょっと不思議なのは、ヴァンパイアとライカンスロープの混血で最強である筈のマイケルが弱すぎるという点です(;^_^A アセアセ・・・
彼の自慢って、なかなか死なないというくらいしかないような気がするのですが・・・
それに、前作で圧倒的強さを示したビル・ナイ演じるビクターは、祖ではなく、元々は人間だったのに、どうしてあそこまで圧倒的な力があったのか?
長老の一人であるアメリアは、ビクターやマーカスと死線を越えてきたはずなのに、前作でああもあっさり死んでしまったのはなぜか?(^^;)
そう考えていくと、いたるところに疑問点がw
いちいち突っ込んだり、考えていたらキリがないので、もちろんスルーしていますが(^^;)
まぁ、それでも本作は、前作に比べて極端に劣っている訳でもないですし、出来も同等な気がします。
何度か言っていますが、続編ものって前作と同等の出来であっても、評価が落ちてしまうんですよね。
故に、本作の出来はなかなか良いのではないかと。

『内容』
「アンダーワールド」の続編。
前作で、ヴァンパイアの長老の一人ビクター(ビル・ナイ)を殺したヴァンパイの女戦士セリーン(ケイト・ベッキンセール)は、ヴァンパイアとライカンスロープの混血であるマイケルと共に、追われる生活をしていた。
そんな折、ヴァンパイアの長老の一人であるマーカスが覚醒。
彼の兄弟でライカンスロープの祖であるウィリアムの居場所を突き止めるべくセリーンを血眼になって探していた・・・

『配役』
セリーン/ケイト・ベッキンセール
マイケル・コーヴィン/スコット・スピードマン
マーカス/トニー・カラン
アレクサンデル・コルヴィナス/デレク・ジャコビ
タニス/スティーヴン・マッキントッシュ
クレイヴン/シェーン・ブローリー
ビクター/ビル・ナイ
アメリア/ジータ・ゴロッグ
ルシアン/マイケル・シーン
エリカ/ソフィア・マイルズ

『監督』  レン・ワイズマン

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2006.10.16 | 洋画 | COMMENT(18)
【洋画】アンダーワールド
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『評価』 
B+

(演技3/演出3/脚本3/撮影4/音響3/音楽3/美術4/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計35)

『評論』
当初、この作品を観た際は、全然期待していなかったので、それなりに面白く感じました。
内容的にも、ヴァンパイアvsライカンスロープという個人的に、好きな分野ですし、解りにくいような設定や内容かと思いきや、意外に単純で観やすい話だったのも逆に良かった気がします。
ただ、いろいろな方が仰っているように、どうも「マトリックス」や「ブレイド」を意識しているような・・・
この手の映画を作る際には、参考にしたり意識して当然だとは思うのですが、もう少し、本作としての味を強く出す演出なり、映像なり、アクションが欲しかったなと思います。
それに、せっかくヴァンパイアやランカンスロープという設定なのだから、銃撃戦に頼りすぎず、肉弾戦や、彼等の特徴をいかしたアクションも観たかったなという気もします。
でも、時間121分にしては、テンポも良く、うまくまとまっていたのではないかと思いますし、美術面だったり映像面においても独特の世界観を作り出していたのも良かったと思います。
さて、この作品でヴァンパイアの女戦士を演じたのはケイト・ベッキンセール。
ケイト・ベッキンセールといえば、恋愛映画というイメージが強かったのですが、今では、本作や「ヴァン・ヘルシング」等で、アンジェリーナ・ジョリーやミラ・ジョヴォヴィッチのような女性アクションスター的なイメージになっちゃいましたね(^^;)
ちなみに、ケイトですが、本作のルシアン役であるマイケル・シーンとの間に女児をもうけていて、本作監督であるレン・ワイズマンと結婚しています。
あと本作で気になったは、ビル・ナイのアクション・・・頑張っている割に強そうに見えず、逆にあんなに無理して大丈夫かな?と心配になりました。
ちなみに、ビル・ナイですが、1949年12月生まれで当時54歳くらいなんですよね。
もっと年だと思っていたのは私だけでしょうか?
てっきり、70は超えているだろうとw
ビル・ナイってシュワちゃんやスタローンよりも年下だったとは・・・
と考えると、もっとアクションも頑張れたのではないかと?(;^_^A アセアセ・・・

『内容』
数百年に及び戦いを続けてきたヴァンパイア(吸血鬼)とライカンスロープ(狼男)。
その戦いは、ライカンスロープの首領であるルシアン(マイケル・シーン)の死によって、ヴァンパイアが勝利した。
その後、生き残ったランカンスロープ達を狩っていたヴァンパイア達だったが、ヴァンパイアの女戦士セリーン(ケイト・ベッキンセール)は、ライカンスロープ達が一人の男を探している事に気付き・・・

『配役』
セリーン/ケイト・ベッキンセール
マイケル・コーヴィン/スコット・スピードマン
ルシアン/マイケル・シーン
ビクター/ビル・ナイ
エリカ/ソフィア・マイルズ
クレイヴン/シェーン・ブローリー
アメリア/ジータ・ゴロッグ
メイソン/ダニー・マクブライド

『監督』  レン・ワイズマン

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2006.10.16 | 洋画 | COMMENT(2)
【洋画】プルーフ・オブ・マイ・ライフ
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『評価』 
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(演技4/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計34)

『評論』
ジェイク・ギレンホールにグウィネス・パルトロウ、そしてアンソニー・ホプキンスと個人的に好きな俳優達が出演する映画だけに、きっと面白いだろうと期待して観ました。
感想としては、大きな起伏もなく淡々と進んでいく映画で、好みが分かれると思いますが、個人的には、こういうテンポの映画は好きなので、それなりに面白かったです。
内容としては、天才として名高いアンソニー・ホプキンス演じる数学者ロバート。
彼の晩年は、病気に悩まされ正気を失い、かつての名声も輝きを失っています。
娘であるグウィネス・パルトロウ演じるキャサリンは、その父の面倒を見るのですが、肝心な自分の生活は置き去りにしてしまい、更に父が死んだ事で、ある種の責任を感じ、自分に対してどうしようもない憤りを感じています。
そして、父の面倒を一切みてこなかった姉が帰省したことが引き金となり、恋仲になった父の弟子であるジェイク・ギレンホール演じるハルに、数学会において重要な証明のノートを渡し、自らが書いたものだと説明します。
ところが姉もハルもその意見を信じず、さらにキャサリンは自分をとざし、憤りを募らせていきます。
結局、このノートは誰が書いたのか?その謎を中心に、キャサリンの心情とキャサリンとそれぞれ父、姉、恋人の関係を描いていった作品です。
個人的に、こういう淡々としたテンポや内容の映画って好きなのですが、結局この映画で伝えたかった点が、よく解らないんですよ。
ジェイクがグウィネスを疑い、再び信じて終わるという点から、人を信じる事について描きたかったのか?それとも父や姉、恋人との関係について描きたかったのか・・・いまいち、テーマがぼやけていて解りにくいと思うのですが。
もう少し、そのあたりを明瞭にした方が、より一層楽しめたような気がしました。
ちなみに、グウィネス・パルトロウの演技ですが、不機嫌で憂鬱でよくキレるキャサリンを巧みに演じていました。
個人的に、グウィネスは意地悪でキレやすい印象なので、ぴったり合っている気がしましたw
ジェイクが演じたハルは、彼の得意とする内に闇をかかえるタイプではなく、どちらかというとその正反対のキャラなのですが、見事に演じていて、爽やかなジェイクにちょっとビックリしましたw
アンソニー・ホプキンスは、やはり何をやっても上手いですね。本当に、こういう天才数学者が実在するかのような自然な演技でした。

『内容』
天才数学者ロバート(アンソニー・ホプキンス)を父にもつキャサリン(グウィネス・パルトロウ)は、晩年、病に苦しむ父を看病し見届けた。父の死後、父の弟子であるハル(ジェイク・ギレンホール)にメモ魔であった膨大な父のノートを見せてあげる日々が続いていた。
父の葬儀の日、NYでキャリアウーマンとして働く姉クレア(ホープ・デイヴィス)が帰ってきて・・・

『配役』
キャサリン/グウィネス・パルトロウ
ロバート/アンソニー・ホプキンス
ハル/ジェイク・ギレンホール
クレア/ホープ・デイヴィス

『監督』  ジョン・マッデン

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2006.10.13 | 洋画 | COMMENT(6)
【洋画】終わりで始まりの4日間
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『評価』 
B+

(演技4/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役3/魅力3/テンポ3/合計34)

『評論』
想像していたラブコメ映画とはちょっと違って、ちょっと変わった設定、内容の映画でした。
また、冒頭の飛行機内のシーンで、邦題との関連性を疑ったりしたのですが、それも見当違いだったようです(^^;)
さてさて、この映画の主人公であるザック・ブラフ演じたアンドリューは、感情というものがあまりありません。故に、本作の前半部では、何かしらもどかしかったり、父親や旧友達との再会にも強い違和感を感じていました。
ところが、その感情の起伏が乏しい原因が解った後から、主人公や本作に対する見方も変化して、さらにナタリー・ポートマンも出てきて、本作に引き込まれていきました。
本作においてナタリー・ポートマン演じたサムの存在は、非常に大きいんですよね。
もちろん、ヒロインなので当然なのですが、恋の相手というだけではなく、主人公であるアンドリューが自分を取り戻す為のきっかけと案内をしてくれるという人物でもあります。
そんな彼女も自らに精神的な病をもち苦しんでいて、その彼女の病を緩和させる事ができるのはアンドリューだったりするんですよね(^^;)
恋の力は偉大というか・・・(^^;)
さて、この映画でアンドリューが、感情を失ってしまった要因はネタバレになりますが、精神安定剤です。
この精神安定剤は、医師である父が処方したもので、ある事故がきっかけでアンドリューに常用させるようになったものです。
当初、父との絡みが少なかった事もあり、どういう意図で薬をアンドリューに服用させていたのか、よく解らなかったのですが、徐々にその意図が明らかになります。そして、その父の意図を理解した時、長年の父との関係も変わり始めます。
物語終盤に進むにつれ、長年の問題が解決し、アンドリューの心の成長だったり、解放だったりを、薬の服用を止めて感情が戻っていく様と紐付けすることで、より一層鮮明に描いているのは流石でした。
ラストはイマイチでしたが、なかなか、作りこまれた作品だなと思いました。
それにしても、この主人公を演じたザック・ブラフは、その演技力もさることながら、なんと本作では脚本も監督も手がけています。
初監督作品でこの出来。。。次回作が非常に楽しみですね(*^-^)
出演者達ですが、ナタリーの演技は流石ですね。まさにサムという人物が存在しているかのように彼女になりきっている様は、観ていて圧倒されるものがありました。
また、個人的に注目しているピーター・サースガード。アンドリューの旧友であるマーク役だったのですが、相変わらず、存在感が凄いですね。個性的な俳優だけに、今後、どこかのタイミングでブレイクするのではないかと・・・(^^;)
父親役のイアン・ホルムもなかなか良い味を出していたと思います。

『内容』
母の葬儀の為に、9年ぶりに帰省した売れない役者アンドリュー(ザック・ブラフ)。
彼は、精神安定剤を常用している為、感情の起伏が乏しいのだが、ある一人の少女サム(ナタリー・ポートマン)と出会った事で少しずつ変化が・・・
それは、彼の終わりであり、始まりだった・・・

『配役』
サム/ナタリー・ポートマン
アンドリュー/ザック・ブラフ
マーク/ピーター・サースガード
アンドリューの父/イアン・ホルム
コーエン医師/ロン・リーブマン

『監督』  ザック・ブラフ

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2006.10.13 | 洋画 | COMMENT(10)
【洋画】恋はデジャ・ブ
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『評価』 
A

(演技4/演出5/脚本5/撮影4/音響3/音楽4/美術3/衣装4/配役4/魅力5/テンポ4/合計45)

『評論』
この映画を最初に観たのは、今から15,6年前でレンタルビデオ化されてすぐでした。
今でこそラブコメ映画は大好きなのですが、当時、ラブコメに興味がなく、そんなに自分から進んで観ようとはしませんでした。
しかし、偶然出会ったこの映画のお陰で、ラブコメというジャンルが好きになったんですよ。
それゆえに、私にとって、この映画はラブコメの原点ともいえる作品で、今でも「一番好きなラブコメは?」と聞かれたら迷わず本作を口にします。
さて、この映画ですが、何が面白いかというと、同じ日を永遠に繰り返すという事はもちろんなのですが、その繰り返す日が人生の岐路になる特別な日だったり、世界において重要な日ではなく平凡な一日だということです。
その平凡な一日をどのように過ごすかというところが、大きなポイントになるのですが、当初ビル・マーレー演じるフィルは自己中心的な性格で自分の欲望の為に費やしていきます。
さらには、想いを寄せるアンディ・マクドゥウェルと恋仲になろうと彼女について必死に勉強するのですが、最後のところでどうしても上手く行きません。
その事で苛立ったり、諦めたり、自暴自棄になったりとするのですが、徐々にフィルの心の中にも変化がおき、当初は、自分の欲望の為に費やしていた時間を、徐々に自分を磨く事だったり、他人を思いやる事だったりへと変化させていきます。
そしてその人間としての成長がこのどうしようもない事態を変えていくんですよね。
さてさて、この映画を観て個人的に注目したのは、カット割りというか、同じシーンをまるでNG集のように繰り返すという演出です。
この演出により、時間の推移と共に面白さも倍増して作品に惹きよせられるんですよね。
さらに、同じ日を繰り返す事に対しての面白さや苛立ちの他にも、悲しみや切なさも大切に描いていて、非常に魅力的です。
特に、アンディ・マクドゥウェルとの絡みで、ビル・マーレーが、きみの事なら何でも知っているという内容の台詞を口にするあたりが、非常に切ないです。
どんなに彼女を知っても、彼女を愛しても、次の日には全てを忘れてしまう彼女に対する切ない気持ちが、絶妙に描かれていたと思います。
ところで、この映画って、恐らく、デジャ・ブ現象に注目して掘り下げていく事で生まれたんだと思いますが、ここまで平凡なテーマを、簡潔で自然にテンポ良く描く事ができるのは、監督であるハロルド・ライミスによるところが非常に大きいと思います。
また、主演のビル・マーレーとアンディ・マクドゥウェルも見事でした。
ビル・マーレーは、さすがこういう役をやらせたら上手いですよね。
自己中で憎たらしいフィルが、徐々に成長して町中の人々から好かれる人間に変化していく様を自然に好演しています。
また、アンディ・マクドゥウェルも明るく知的で優等生タイプの、これぞラブコメのヒロインという役を見事に演じています。
それに、当時アンディ・マクドゥウェル全盛期という事もあり、輝きが違いますよね。
映画好きならば、ほとんどの方が知っているくらい秀逸な本作ですが、まだ観たことがないという方がいましたら、お奨めの一本ですので、鑑賞されてみてはどうでしょうか?

『内容』
天気予報士のフィル(ビル・マーレー)は、グランドホッグ・デー中継の為、ペンシルバニアを訪れていた。
取材後、町から引き上げようとするのだが、吹雪のために立ち往生。取材班は町に一泊する事になるのだが、翌朝目を覚ますと、昨日と同じ日付だった。そしてその翌日も・・・

『配役』
フィル/ビル・マーレー
リタ/アンディ・マクドゥウェル
ラリー/クリス・エリオット
ネッド/スティーブン・トボロウスキー
神経学者/ハロルド・ライミス

『監督』  ハロルド・ライミス

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2006.10.12 | 洋画 | COMMENT(4)
【洋画】プロデューサーズ
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『評価』 
B

(演技3/演出3/脚本3/撮影3/音響3/音楽4/美術3/衣装3/配役3/魅力1/テンポ1/合計30)

『評論』
個人的に、ミュージカル映画というものが苦手で、あまり積極的に鑑賞しようとしないのですが、この映画は面白いような気がして、ミュージカル映画嫌いを克服できたらと密かな希望を胸に挑戦してみました。
結果、見事に惨敗・・・
やっぱり、ミュージカル映画は苦手です・・・眠いです・・・観れないです(^^;)
今まで観てきたミュージカル映画って大抵、恋愛メインのミュージカル映画なのですが、今回は、コメディメインのミュージカル映画。
これも期待していた要因なのですが、私にとって、コメディミュージカル映画はかなり苦手だということが解りました(^^;)
確かに、笑った場面もありましたが、コメディとミュージカルが融合する事で、笑うよりも歌の上手さに感心したり、この歌がいつまで続くかと考えてしまって、肝心の笑いに集中できないです(;^_^A アセアセ・・・
基本的に、私がミュージカル映画を苦手だと思う理由としては、やはり現実味に欠け過ぎるということです。
突然歌いだす人なんて、日常においていないですし、またその歌がしつこいくらいに長いんですよね・・・
でも、この映画の内容としては、とても面白いと思いました。最低の脚本、最低の演出家、最低の出演者で最低の作品を作ったつもりが大ヒットという、ありきたりだけど、解り易くてシンプルな作りは面白いと思いますし、ウィル・フェレルやユマ・サーマン、ロジャー・バートもかなり良い味を出していたと思います。
ただ、一つ気になったのは、冒頭のシーンでマックスの事務所にレオがやって来て、やり取りする場面。
あのシーンがもう少し簡潔で、テンポが良ければ、もう少しこの作品に入っていけたような気もします。
それにしても、ミュージカル映画だけに、当たり前ですが、ほとんど歌で進行していきますし、時間も少し長かったのがきつかったです。
今後は、またしばらくミュージカル映画鑑賞を封印したいと・・・(^^;)
ただ、ミュージカル映画好きにはたまらない一本だと思いますので、お好きな方は是非。

『内容』
ブロードウェイのプロデューサーであるマックス(ネイサン・レイン)の事務所に、会計士レオ(マシュー・ブロデリック)が帳簿を調べにやって来た。実は、レオはマックスに憧れブロードウェイのプロデューサーになるのが夢だった。
そのレオの指摘で、最低のミュージカルを作り、出資金を持ち逃げしようというアイデアを思いついたマックスはレオと手を組み、最低の脚本、最低の演出家、最低の出演者達を探す事に・・・

『配役』
マックス・ビアリストック/ネイサン・レイン
レオ・ブルーム/マシュー・ブロデリック
ウーラ/ユマ・サーマン
カルメン・ギア/ロジャー・バート
フランツ・リーブキン/ウィル・フェレル

『監督』  スーザン・ストローマン

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2006.10.12 | 洋画 | COMMENT(9)
【洋画】ヴィレッジ
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『評価』 
B+

(演技4/演出3/脚本4/撮影4/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役4/魅力3/テンポ3/合計37)

『評論』
個人的に、M・ナイト・シャマラン監督の作品が好きで、彼の作品は必ず観るのですが、本作もなかなか面白かったと思います。
ネタバレになりますが、この映画の鍵である、「町の外の森にいる恐ろしい何か」が実際にはいないことも、町の年長者達が自作自演をしていることも、すぐに解りました。
というか、この映画を観た人は、ほとんど解っているでしょうね(^^;)
しかしながら、それもまた、シャマランの演出ではないかと思います。
そういうのを踏まえた上で、さらなる展開を設けるのがシャマランで、実際にいないと思わせつつもその何かがいるのではないか?
それは、まさか宇宙人では・・・なんて思わせておきながら・・・まんまとはめられました(^^;)
それにしても、この映画を見始めて感じたのは、この村人達ってアーミッシュを描写しているのではないかという事です。
アーミッシュとは、先日の小学校襲撃事件でも話題になりましたが、キリスト教の一派で、車や水道などの現代技術の介入を拒み、今でも中世の頃のような生活をしている人々です。
彼等は、平和主義なのですが、外との交流を避け決められた色の服を着ていて、自らのルールにのっとって生活している訳で、そういう姿をこの作品に投影させたのか、或いは、何かしらのメッセージがあったのかは解りません。
ただ、この映画の村人達に対して否定も肯定もしていないけれども、何かしら異様な雰囲気をこの映画から感じたのは私だけでしょうか?
いずれにしても、こういう平和的な人々により作られた平和な村においても、人が人を傷つける行為はなくなる訳でもなく、犯罪は起きてしまうんですよね。
この村を世界に投影させてみるならば、どんなに現在の世の中において、善人と呼ばれる平和主義の人間達しかいなくても、結局は犯罪はなくならないという事ですよね。
結局、人間は不完全であり罪も過ちも犯す訳で、平和を培う努力も必要ですが、それと同時に、罪や過ちを取り締まる、裁く体制もまた必要だと感じました。映画のテーマとは全くかけ離れていますが・・・(^^;)
それにしても、この映画の出演者達は豪華でしたね。
ホアキンやエイドリアン・ブロディに加え、ウィリアム・ハート、シガニー・ウィーバーetc、脇が固められていたせいか、なかなかしっかりした映画に仕上がっていたと思います。
シャマラン監督の最新作「レディ・イン・ザ・ウォーター」には、本作主演のブライス・ダラス・ハワードが出演しているみたいですし、是非チェックせねば。

『内容』
隔離された平和な村で生活する村人達。
そして、村の周りの森には、恐ろしい何かが住んでいて、森の中に入らないという掟が守られていた。
その他にも、この村にはいろいろな秘密があり・・・

『配役』
アイヴィー・ウォーカー/ブライス・ダラス・ハワード
ルシアス・ハント/ホアキン・フェニックス
ノア・パーシー/エイドリアン・ブロディ
エドワード・ウォーカー/ウィリアム・ハート
アリス・ハント/シガニー・ウィーバー
オーガスト・ニコルソン/ブレンダン・グリーソン
キティ・ウォーカー/ジュディ・グリア
フィントン・コイン/マイケル・ピット
ラジオのアナウンサー/ジョン・ラスク
M・ナイト・シャマラン

『監督』  M・ナイト・シャマラン

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2006.10.11 | 洋画 | COMMENT(8)
【洋画】恋のミニスカウェポン
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『評価』 
C

(演技1/演出1/脚本0/撮影2/音響2/音楽2/美術1/衣装2/配役1/魅力0/テンポ1/合計13)

『評論』
「チャーリーズ・エンジェル」の女子高生版という感じの映画です。
ただ、この映画を好きな方には非常に申し訳ないのですが、全然面白くなかったと思うのは私だけでしょうか?
というか、なんでこの話を映画にしたのか、この話を映画にして儲かると思ったのか不思議でたまりません。
DVD特典中で、原作は、監督であるアンジェラ・ロビンソンの漫画で、ショートフィルム作成時好評だった為、映画化したというような話がありましたが、無理に映画にせず、漫画やショートフィルムで止めて置けば良かったのではないかと・・・
個人的に本作で良かったと感じたのは、ミニスカの衣装と、デヴォン青木のキャラくらいです。
こういう映画って、主人公のチームの各キャラ達のカラーがそれぞれはっきりしていて、個性的であるというのが鉄則だと思うのですが、デヴォン青木のキャラ以外、カラー付けはされていたものの微妙だったような気がします。
特に主人公であるサラ・フォスターのキャラが、一番はっきりせず・・・ミス・パーフェクトで、嘘の天才にもあるに関わらず、そういう描写や演出、工夫がされていない為に、全然伝わってこないんですよね。
また、ネタバレになりますが、脚本もイマイチだと思いました。
この映画ってアクション、お色気、コメディ映画だと思うのですが、それにもかかわらず、どれも中途半端で、笑えるポイントもなし・・・しかもレズオチ・・・
うーん、ここ最近観た映画の中で、最低だったと思います(-_-;)
それにしても、マイケル・クラーク・ダンカン・・・なんで、こんな映画に・・・しかも、チョイ役でw

『内容』
政府の秘密機関によってスカウトされた女子高生。
彼女達は「D.E.B.S」の一員となり、諜報活動を行っていた。
そんなある日、最強の犯罪者と名高いルーシー・ダイヤモンド(ジョーダナ・ブリュースター)が現れ・・・。

『配役』
サラ・フォスター
ジョーダナ・ブリュースター
ミーガン・グッド
デヴォン青木
ジミ・シンプソン
ホランド・テイラー
マイケル・クラーク・ダンカン
ジェシカ・コーフィール

『監督』  アンジェラ・ロビンソン

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2006.10.10 | 洋画 | COMMENT(4)
【邦画】テニスの王子様 実写映画
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『評価』 
B+

(演技3/演出4/脚本3/撮影4/音響4/音楽3/美術3/衣装4/配役4/魅力3/テンポ2/合計37)

『評論』
ご存知、週刊少年ジャンプに連載され、アニメ化や舞台化されていた「テニプリ」こと「テニスの王子様」の実写劇場版です。
映画では、リョーマが青春学園のテニス部に入部してから、関東大会で優勝するところまでを描いていましたが、若干、設定等を変えているものの、原作にほぼ忠実に作っていたと思いました。
ただ、膨大なストーリーを1本の映画にする為に、関東大会の決勝に焦点をあて、それまではダイジェストといった作りになっている為、あらかじめ原作のストーリーを知らない人には、ちょっと辛いものがあるかもしれません。
個人的には、内容を知っていたので、かなり楽しむ事ができました。
さてさて、この映画の見所としては、やはりキャスティングとVFXではないでしょうか?
キャスティングについては、原作を知っているのが前提なのですが、青春学園テニス部の部員をはじめとする面々が、細心の注意を元に選ばれたというだけあって、なかなかマッチしていて、楽しかったです。
ちなみに、このキャスティングにおいて、キーマンになっているのは、父役を演じたベテラン俳優である岸谷五朗だと思います。
リョーマの父親は、いつもふざけているようなキャラクタだけに、下手な人間が演じると、映画全体がチープな感じになりがちなのですが、岸谷五朗の好演により、違和感もなく、逆に映画全体の幅が広がったような気がしました。
またもう一つの見所であるVFXですが、ツイストサーブやスネイクをはじめ、手塚ゾーンや白鯨まで見事に再現されていて面白かったです。
ただ、菊丸のアクロバティックテニスをはじめ、「少林サッカー」と見間違えるくらい行き過ぎた感もあったのですが、原作が原作だし、それもいいかなぁ~なんて(^^;)
個人的に、原作を知っていただけに、どうもミーハー的な評価しかできないのですが、実写化の中では、出来が良い方なのではないかと思います。
ちなみに、リョーマ役を演じた本郷奏多くん、ぴったりでしたね。
彼は、「NANA」の続編で、松山ケンイチの後を継いで、シン役を演じるのだとか・・・
リョーマは、なかなか合っていたと思いましたが、シンにしては幼すぎるような・・・
レイラとシンの恋愛物語は、果たして用意されているのでしょうかね?

『内容』
週刊少年ジャンプ連載「テニスの王子様」の実写劇場版。
アメリカJr大会4連続優勝の天才テニス少年、越前リョーマ(本郷奏多)は、伝説の元プロテニスプレイヤーである父、南次郎(岸谷五朗)に呼び戻され帰国した。
帰国後、青春学園のテニス部に入部するのだが・・・

『配役』
越前リョーマ/本郷奏多
手塚国光/城田優
大石秀一郎/鈴木裕樹
河村隆/小谷嘉一
不二周助/相葉弘樹
跡部景吾/載寧龍二
向日岳人/柄本時生
芥川慈郎/石井元気
忍足侑士/中江大樹
鳳長太郎/伊達晃二
宍戸亮/鈴木淳評
樺地崇弘/山川和俊
竜崎スミレ/島谷ひとみ
越前南次郎/岸谷五朗

『監督』  アベ ユーイチ

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2006.10.06 | 邦画 | COMMENT(0)
【洋画】チアガール VS テキサスコップ
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『評価』 
B+

(演技3/演出4/脚本3/撮影3/音響3/音楽3/美術3/衣装3/配役4/魅力4/テンポ4/合計37)

『評論』
いやぁ、面白かったです。個人的には、かなり楽しめましたw
ありがちなストーリと設定、バレバレの悪者、予想通りの展開と真新しいものは特にないのですが、それでも、この手のコメディ映画の王道を行ったせいか、退屈せずに、それどころか、かなり楽しく観る事ができたと思います。
それと、何といっても主演のトミー・リー・ジョーンズが最高でした。
トミーとチアガール達との絡みは、まるで、お祖父ちゃんと孫娘達というような微笑ましい感じでしたし、堅物の設定のトミーも随所に、その人柄というか優しさがにじみ出ていて、変な緊張感やトゲトゲしさもなく、映画全体の空気がとても良かったと思います。
それに、チアガール達に囲まれたトミーの嬉しそうな表情といったら・・・なんか、とても可愛く見えましたw
また、コメディ映画らしく、笑いのポイントも随所にあって、例えば、マジックミラー越しに、チアガールがトミー達おじさんを挑発するシーンだったり、露出が多い服を着ているチアガール達に対して、業務用の大きな冷房を購入し7度に設定し、露出できなくさせたりw
ラストは、ありえない程の、ご都合展開なのですが、それもまたコメディ映画という事で許されますし、なかなか良く出来ていたと思います。
この手の、コメディ映画ってそこそこ興行収入を稼げると思うのですが、日本では未公開。
やはり、トミー以外にもう一人、ビッグネームでもいたら違ったんでしょうかね?
ちなみに、チアガールには、「あなたが寝てる間に・・・」の妹役や「フレディVSジェイソン」のモニカ・キーナ、「Be Cool/ビー・クール」のクリスティナ・ミリアン、セドリック・ジ・エンターテイナー等、観たことのあるギャル達が扮しています。

『内容』
テキサスの警官シャープ(トミー・リー・ジョーンズ)は、大物犯罪者逮捕の為、証人を確保するが狙撃され、相棒が重傷。
また、その証人も殺害されてしまう。そして、証人殺害現場を目撃してしまったチアガール達を守る為に、彼女達と共同生活をする事に。。。

『配役』
トミー・リー・ジョーンズ
クリスティナ・ミリアン
セドリック・ジ・エンターテイナー
ポーラ・ガーセス
モニカ・キーナ
ヴァネッサ・フェルリト

『監督』  スティーヴン・ヘレク

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2006.10.05 | 洋画 | COMMENT(6)
【邦画】THE 有頂天ホテル
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『評価』 
B+

(演技3/演出4/脚本3/撮影3/音響3/音楽4/美術3/衣装3/配役3/魅力4/テンポ3/合計36)

『評論』
これぞ、三谷幸喜というような映画だったと思います。
ご存知のように、三谷幸喜は密室劇というか、限定された空間において話を展開させていく技術に長けていますが、この映画はその集大成とも呼べる出来なのではないでしょうか?
登場人物の多さ、豪華さに加えて、三谷幸喜らしい小さい細かい笑い、意味の無い話を織り交ぜながら展開し、最後にはそれらを関連付ける。
これこそ、三谷演劇というものを見せてくれたような気がします。
個人的に、冒頭のお客さんが灰皿を取り皿と間違って使っているが、どうしようとウェイターの川平と副支配人の役所広司が、真面目に話し合っているシーンで引き込まれました。
まさに、こういう下らない笑いこそ三谷幸喜の得意とするところですし、この笑いで三谷映画を観るぞ~という気にさせられました。
しかも、出演者達は、超豪華。
それだけでも凄いのに、大勢いる出演者達にそれぞれ、細かい設定とシナリオを作り、話を同時展開させていく。しかも、それだけ多くの話を同じ舞台で同時展開させていてるにも関わらず、観ている観客が混乱することもない。
シンプルかつ解りやすく丁寧に描いている故に、それが可能なのではないかと思います。
流石、密室劇が得意な三谷幸喜だと思いました。
また、それに加えて、「新選組!」キャストや歴代の三谷映画キャスト、それに加えて、三谷劇団ともいう俳優達も満載で、三谷幸喜を良く知る出演者達だけに、テンポも間もばっちりだったと思います。
ちなみに、事あるごとに出てくる白塗りの伊東四朗には、かなり笑わせてもらいましたw
三谷ワールドが好きな方には、お奨めの一本です。


『内容』
大晦日のホテル「アバンティ」を舞台に、いろいろな人々の災難や奇跡を描いた作品。
大忙しのホテル副支配人、汚職事件の国会議員、歌手の夢を捨てて田舎にかえるベルボーイ、寂しいコールガール、自殺したい演歌歌手など、様々な話を絡めながら、最終的には小さな奇跡が・・・

『配役』
新堂平吉(副支配人)/役所広司
竹本ハナ(客室係)/松たか子
武藤田勝利(国会議員)/佐藤浩市
只野憲二(ベルボーイ)/香取慎吾
ヨーコ(コールガール)/篠原涼子
赤丸寿一(芸能プロ社長)/唐沢寿明
徳川膳武(大物演歌歌手)/西田敏行
総支配人/伊東四朗
板東健治(会社社長)/津川雅彦
矢部登紀子(アシスタントマネージャー)/戸田恵子
瀬尾高志(副支配人)/生瀬勝久
桜チェリー(シンガー)/YOU
右近(筆耕係)/オダギリジョー
堀田衛/角野卓造
堀田由美/原田美枝子
丹下(ウェイター)/川平慈英
ホセ河内(マジシャン)/寺島進
小原なおみ(憲二の幼馴染)/麻生久美子
蔵人(ホテル探偵)/石井正則
板東直正(板東の息子)/近藤芳正
神保保(武藤田の秘書)/浅野和之
尾藤(徳川の付き人)/梶原善
坂田万之丞(腹話術師)/榎木兵衛
ダブダブの声/山寺宏一
ホテルの館内放送/清水ミチコ

『監督』  三谷幸喜

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2006.10.03 | 邦画 | COMMENT(7)
【邦画】サイレン FORBIDDEN SIREN
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『評価』 
C+

(演技2/演出2/脚本1/撮影2/音響2/音楽2/美術2/衣装2/配役1/魅力1/テンポ2/合計19)

『評論』
元ネタであるゲームもやった事ないですし、内容も一切知らずに鑑賞しました。
ホラー映画って個人的に苦手で、ほとんど観ないのですが、最近注目され「NANA」の続編でハチ役を射止めた市川由衣主演という事と、あまり怖くなさそうだったので、観てみることにしたんですよね。
鑑賞後、オチにびっくり・・・(;^_^A アセアセ・・・
このオチは、ホラー映画だけでなく、すべての映画において禁じ手なのではないでしょうか?
また、この手のオチを使う場合には、数々の複線が最後に繋がってこそ、許される気がするのですが、それも無いですし、説明も不十分な気がしました。
ネタバレになりますが、冒頭で紹介された、1590年に起こったアメリカ、ロアノーク島民117人失踪事件や、1872年マリーセレスト号、船員失踪事件の理由は、結局、人魚に操られた何者かが殺害したということなんでしょうか?
また、劇中の謎の男は一体何だったのか?こういう事件が起こっている島をわざわざ療養する為の島に選んだのは何故だったのか?
なんか、中途半端な複線を途中で放り出して、無理やりオチに持っていった感じがしたのは私だけでしょうか?
しかも、辻褄があわないというか関連がない話を、人魚の存在をほのめかすことによって、強引に紐付けしているのも如何なものかと・・・
島の雰囲気や古い日本家屋の感じなどが良く、期待できる感じだっただけに、非常に残念でした。
そういう訳で、人一倍怖がりの私も、全然、怖くありませんでした。
一番、びっくりしたのは森本レオの突然のアップくらいで・・・(;^_^A アセアセ・・・
突然、画面いっぱいに森本レオですからw
ちなみに、注目していた市川由衣ですが、うーん、演技力があるとは思えないのですが・・・
一番、演技力が無くても大丈夫と言われるホラー映画で、この程度なので、「NANA」の続編で宮崎あおいの後がつとまるのかな?と心配になりました。
あと、森本レオもこういう映画のこういう役は向かないなぁと・・・

『内容』
PS2のゲームソフトがベースのホラー映画。
病気の弟の療養の為、夜美島に越してきた由貴(市川由衣)一家。
その島では、29年前島民が一斉に失踪するという奇妙な事件が起こっていた。
そして、「サイレンが鳴ったら、家の外に出てはいけない」という迷信もあった。
異様な雰囲気と不気味な島民達に、不安になる由貴だが・・・

『配役』
天本由貴/市川由衣
天本真一/森本レオ
南田豊/田中直樹
土田圭/阿部寛
里美/西田尚美
東/松尾スズキ
山中巡査/嶋田久作
赤い服の少女/高橋真唯
天本英夫/西山潤

『監督』  堤幸彦

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2006.10.02 | 邦画 | COMMENT(6)
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